山本 雄一(やまもと ゆういち)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.山本 雄一が制作した茶道具を売りたいお客様へ

日本六古窯の一つに数えられ、千年を越える伝統を保つ備前焼の新たな可能性を追求した人物が、山本雄一です。人間国宝の山本陶秀を父に持ち、幼いことからその指導を直に受け作陶の技術を習得していきました。また、自動ガス窯の研究開発や人工的に自由に緋襷を生み出す「緋紋」などを考案したことでも知られている作家です。

このページの目次

2.山本 雄一という茶道具作家はどんな人物なのか

山本雄一は、重要無形文化財「備前焼」保持者の山本陶秀を父に持ち、幼少のころから作陶の指導を受けていました。父の山本陶秀はろくろの名手として有名で、その父から継承した技術を駆使して気品あふれる作風を打ち立てて、日本伝統工芸展で初入選した後から、受賞を重ねていきます。独立後は、偶然に頼る部分の多い緋襷をデザインとして表現した「緋紋」や「緋彩」等の技法を考案し、この技術を使った『備前緋襷八角鉢』がフランス国立セーブル陶磁器美術館によって買い上げられました。

3.山本 雄一の経歴・歴史を知ろう

山本雄一は1935年岡山県備前市に山本陶秀の長男として生まれます。その後、24歳で父である陶秀に師事します。1962年に日本伝統工芸展に入選し、その後も着々と各賞を受賞するなど実力を伸ばしていきました。1996年には岡山県重要無形文化財保持に認定され、1998年には紺綬褒章を受章することになります。

4.山本 雄一の茶道具の代表作品はこちら

  • 緋襷尺八大皿
  • 緋紋平鉢
  • 備前緋襷八角鉢
  • 緋襷広口花器
  • 緋襷丸花瓶

5.山本 雄一が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

まずは山本雄一の真作であるかが重要です。保存状態は良好か、銘があるかも大事なポイントです。また山本雄一がどの年代に手がけた作品かによっても査定金額大きく変わってきます。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 山本雄一本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.山本 雄一が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格はどの年代に作られたものか、保存状態は良好かによって大きく変動します。 例えば『備前花瓶』には30,500円の値がつきました。こちらはサイズが高さ24.2cm、口径8.0cm、胴径24.7cmで、共箱・共布・栞付きで無傷の状態でした。また、鮮やかな緋襷が印象的な一品でした。また『備前徳利』には26,892円の値がついています。こちらはサイズが高さ13.5cm、幅8cm、奥行8cmで、共箱・栞付きで状態は無傷でした。また、力強い質感が特徴的な一品でした。

7.山本 雄一が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

山本雄一は岡山県出身の昭和から平成にかけて活躍する陶芸家です。備前焼に初めて電気窯やガス窯を用いて、科学的に可能性を模索した備前焼作家として知られています。自在に緋襷を発色させる技によって生み出される「緋紋備前」は日本の陶芸界に大きな影響を及ぼしました。備前焼の独特な素朴さを追求した功績はとても大きく、その洗練された技術から真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。

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