煙草盆(たばこぼん)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.煙草盆を売りたいお客様へ

煙草盆とは火入、灰吹、煙管、香箸、煙草入などの喫煙具一式を納めておく道具のことであり、日本独自の喫煙具でもあります。喫煙が普及し始めたときは香道で使用する香盆をそのまま転用したとも言われています。買取市場でも注目されている煙草盆は人気も高く、その種類によっては高額査定が期待できます。

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2.煙草盆の解説

煙草盆は茶道具の一つですが、茶事においては寄付、腰掛、席中では薄茶が始まる前に持ち出され、濃茶席と懐石中には出されないとされています。また、大寄せの茶会においては始めから正客の席に置かれています。一般的に煙草盆は唐物と和物に区別されており、それぞれ異なった素材でできています。

3.煙草盆の歴史

煙草は天正年間にはすでにかなり普及していたと推測され、利休の時代から茶室にも浸透していったと考えられています。煙草盆は江戸に入り、元伯宗旦や小堀遠州、金森宗和が活躍したころから好み物としての煙草盆が数多く登場しました。当時は濃茶の席での使用ではなく、寄付待合や腰掛待合、薄茶席で用いられることが一般的であったとされています。

4.煙草盆の買取査定ポイント

まず重要なポイントが、道具の状態です。欠けやヒビ、修理跡がある品だとその分査定評価はマイナスとなってしまいます。また、いつの時代に手掛けられたかによっても大きく査定額が変動していきます。その他にも、道具がそろっているかどうかという点も査定に影響してきます。

代表的な査定ポイント
  • 状態は良好か(欠けやヒビはないか)
  • 道具一式がそろっているか
  • 有名作家の作品であるか
  • 書付や花押(在判)はあるか
  • 人気の作品かどうか

5.煙草盆の取引相場価格

煙草盆の取引相場価格は、いつの時代に手掛けられたか、素材は何でできているか、などによって大きく異なってきます。例えば、『牡丹蒔絵煙草盆』という作品には約40万円の値が付けられました。こちらはサイズが幅21.8cm、奥行13.2cm、高さ15cm、時代経過に伴うスレ等見られる状態で、重厚感が印象的な一品でした。また、2代川本光春が手掛けた『桑網代手付草盆』という名の作品には約17万円の値が付けられました。こちらはサイズが幅27×17.3cm、高さ22.8cm、共箱・鵬雲斎好書が付属し、経年によるスレ等見られる状態で、繊細に造りこまれた見事な一品でした。

6.煙草盆の買取についてのまとめ

煙草盆とは火入、灰吹、煙管、香箸、煙草入などの喫煙具一式を納めておく道具のことであり、日本独自の喫煙具でもあります。また、唐物と和物に区別されており、それぞれで異なる素材のものが存在します。お持ちである煙草盆が良好であり、その素材によっては高額査定の可能性があります。

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