柄杓(ひしゃく)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

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1.柄杓を売りたいお客様へ

柄杓とは、水や汁物をすくうための道具を指します。茶事においては、炉で沸かしたお湯を茶碗に移す時に主に使用します。特に黒田正玄をはじめとする千家十職の竹細工師や柄杓師が手掛けた柄杓は高価買取になりやすいので、お持ちの柄杓がそれに該当するかどうか、査定の際に見てもらうことをおすすめします。

このページの目次

2.柄杓についての解説

柄杓は木製・金属製・プラスチック製など様々ありますが、点前に使用するものは竹製の柄杓のみとされています。また使用する時期も11月~4月は炉用のもの、5月~10月は風炉用のものと分かれています。炉用は合が大きく、切止の皮目の方を斜めに削ってあるのが特徴です。また風炉用は合が小さく、切止の身の方を斜めに削ってあるのが特徴とされています。

3.柄杓の歴史

柄杓の名前は水をすくうための瓢箪を指す「ひさこ」が「ひさく」になり、「ひしゃく」に転じたもので、当て字として「柄杓」となりました。また昔は釜の口に合わせ、個人の好みに応じて柄杓が作られていました。その代表例で有名なものとして利休形十二の柄杓があります。

4.柄杓の買取査定ポイント

まず一番重要なポイントが作品の状態です。ヒビや修理跡がある品だとその分査定評価は下がってしまいます。また、どの時代に誰によって手掛けられたかによっても大きく査定額が変わっていきます。その他にも付属品の有無や人気の作品であるかどうかも重要な要素です。

代表的な査定ポイント
  • コンディションは良いか(ヒビや修理跡はないか)
  • 千家十職の竹細工師や柄杓師が手掛けた作品かどうか
  • 付属品が残っているか
  • 書付や花押(在判)はあるか

5.柄杓の取引相場価格

柄杓の取引相場価格はいつの時代に誰によって手掛けられたか、コンディションは良好かなどによって大きく変動します。例えば、『純銀徳力製鎚起竹節細工柄杓』という柄杓には約14万円の値が付けられました。こちらはサイズが長さ30cm、口径5.5cm、高さ6cm、底径4cm、重さ133g、素材の良さを生かした作品でした。また『黄楊木雕葫芦形柄杓』という柄杓には75,624円の値が付けられました。こちらはサイズが全長22.5cm、幅5cm、経年による汚れが見られる状態で、シンプルな造りで風合いが見事な一品でした。

6.柄杓の買取についてのまとめ

柄杓とは、湯や水を汲み取るための柄のついた容器を指します。特に千家の正統的な茶道具を制作する千家十職の竹細工師や柄杓師が作った柄杓は買取価格が高くなる傾向にあります。お持ちである柄杓のコンディションが良好であり、黒田正玄などが手掛けた作品であるならば、高額買取の可能性があります。

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