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1.高取焼を売りたいお客様へ

高取焼は現在における福岡県の早良区や直方市で焼かれている陶器のことを指します。時代ごとに窯が移動したために作風が異なりますが、江戸前期から焼かれていた作風が最も特徴的で、茶褐色の釉をかけた後に乳白色の釉薬を斑に掛けたものが多いとされています。今回は高取焼について買取査定ポイントや取引相場価格について触れつつ解説していきたいと思います。

このページの目次

2.高取焼についての解説

高取焼は独創的な作品が多いことで知られています。気品高い風情のある作品は手に持つことでより温かみと洗練さを感じることができると言います。また瀟洒な茶器が多いことでも知られていて、小堀好みの茶碗などは特に貴重なものとして扱われています。

3.高取焼の歴史

高取焼の始まりは17世紀前後に筑前福岡藩の藩主である黒田長政が朝鮮から招いた八山という名の陶工に窯を開かせたことがきっかけと言われています。この一番最初の窯は直方市に築かれ、高取焼という名前はその土地の名前から命名されました。その後、廃藩置県で藩の保護がなくなると、一時的に衰退した時期もあったのですが、時代に即した作品を制作したことにより、見事に復興を果たし現在でもその技術は脈々と受け継がれています。

4.高取焼の買取査定ポイント

まず重要なポイントが「コンディション」です。欠けやヒビ、修理跡がある品だとその分査定評価はマイナスとなってしまうので、査定に出す前に必ずチェックするようにしましょう。また、いつの時代に手掛けられたかによっても大きく査定額が変動していきます。その他にも付属品の有無や、有名作家が手掛けた作品であるかどうかも重要なポイントです。

代表的な査定ポイント
  • コンディションは良いか(欠けやヒビ、修理跡はないか)
  • 付属品が残っているか(共箱・共布・栞など)
  • 人気の作品かどうか
  • 有名作家の作品であるか
  • 書付や花押(在判)はあるか

5.高取焼の取引相場価格

高取焼の取引相場価格は、いつの時代に手掛けられたか、コンディションは良好かなどによって大きく変動します。また無傷完品で著名作家による作品であるならば、比較的高値で取引されます。例えば、亀井楽山が手掛けた『管耳付水指』には86,550円の値が付けられました。こちらはサイズが直径15.3cm×18.4cm、高さ16cm、共箱が付属し、状態は良好で、独特な色合いが印象的な一品でした。また12代高取八山が手掛けた高取水指には72,930円の値が付けられました。こちらはサイズが幅17.4cm、高さ17.6cm、共箱・栞が付属し、塗蓋にわずかにアタリが見られる状態で、釉薬の流れや造形が非常に個性的な一品でした。

6.高取焼の買取についてのまとめ

高取焼は現在における福岡県の早良区や直方市で焼かれている陶器のことを指します。釉薬の種類は透明なふらし釉、真黒釉、高取黄釉、高宮釉、春慶釉、道化釉と豊富であり、独特な組み合わせによって多彩な作品が生まれています。お持ちである高取焼のコンディションが良好であり、人気の作品であるならば高額査定の可能性があります。

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