雲鶴茶碗（うんかくちゃわん）の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.雲鶴茶碗を売りたいお客様へ

雲鶴茶碗は高麗茶碗の一種であり、その多くは雲と鶴の文様が象嵌されているのが特徴とされています。それ以外にも丸文や亀甲文、牡丹唐草文などが象嵌されていることもあります。今回はこの雲鶴茶碗について査定ポイントや取引相場価格を踏まえて解説していきたいと思います。

2.雲鶴茶碗についての解説

雲鶴茶碗の象嵌の文様には飛雲と舞鶴以外にも牡丹、菊、唐草、雷紋、葡萄、石榴、丸紋など様々存在しています。また高麗時代後期に作られた古格のあるものを「古雲鶴」と呼び、朝鮮王朝時代中期以降の注文によって焼かれた茶碗を「後雲鶴」と呼びました。

3.雲鶴茶碗の歴史

雲鶴茶碗の名前は、文様として雲に鶴を施したものが多いことに由来しています。また雲鶴は高麗時代末期の象嵌青磁の一種であり、皿、鉢、仏器など様々な種類があるとされていて、雲鶴茶碗はそれらの中から茶人が茶碗として見立てたことから始まりました。

4.雲鶴茶碗の買取査定ポイント

まず一番重要なポイントが「状態」です。欠けやヒビ、修理跡がある品だとその分査定評価はマイナスとなってしまいますので、優先してチェックすべき項目です。また、いつの時代に手掛けられたかによっても大きく査定額が変動していきます。その他に共箱などの付属品の有無や人気の作品であるかどうかも重要なポイントです。

• 人気の作品かどうか
• 保存状態はいいか
• 付属品が残っているか（共箱や仕覆など）
• 書付や花押（在判）はあるか
• いつの時代につくられたものか

5.雲鶴茶碗の取引相場価格

雲鶴茶碗の相場価格はどの時代に作られたか、保存状態は良好かなどによって大きく異なってきます。また無傷完品で人気の品であるならば、高値で取引される可能性があります。例えば、『高麗青磁雲鶴文白黒象眼茶碗』という作品には約56万円の値が付けられました。こちらはサイズが口径13.5cm、高さ5cm、底4.3cm、重さ219g、経年による使用感が見られる状態で、淡い色合いが印象的な一品でした。また、ある高麗雲鶴茶碗には約50万円の値が付けられました。こちらはサイズが幅12.1cm、高さ7.8cm、山内飽霜軒所蔵品であり、箱・仕覆・風呂敷・図録コピーが付属し、経年によるスレ等見られますが無傷の状態で、施された文様が見事な一品でした。

6.雲鶴茶碗の買取についてのまとめ

雲鶴茶碗は高麗茶碗の一種で、雲鶴手と呼ぶこともあります。その多くは筒形で、総釉に雲と舞鶴の文様や、丸文、亀甲文、牡丹唐草文などが象嵌されています。お持ちである雲鶴茶碗の保存状態が良好であり、付属品が揃っているならば高額査定が期待できます。

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