唐物茶碗(からものちゃわん)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.唐物茶碗を売りたいお客様へ

唐物茶碗とは中国産の茶碗のことを指し、大きく分けて3つに分類できます。古くから様々な地域で茶碗が作られてきた中国産の唐物茶碗は、長い歴史に裏打ちされた高い技術力によって作られているものが多いです。買取市場においても一定の需要を誇る唐物茶碗は現在でも人気が高く、その保存状態によっては高価買取が期待できます。

2.唐物茶碗の主な種類

上述したように、唐物茶碗は3つに分類できます。天目釉と呼ばれる鉄釉をかけて焼かれた天目茶碗や青磁釉を施した青磁茶碗、白い素地に透明の釉薬をかけ焼き上げた白磁茶碗の3つです。それぞれの唐物茶碗は長い歴史を誇り、高い技術力を持って作られているのが特徴といえます。従って、今現在でもコレクターの間で注目が高い茶碗とされています。

  • 天目茶碗

    天目釉をかけて焼かれた茶碗です。中国で使われていたものが日本に伝来し、その後日本独自のものが作られました。

  • 青磁茶碗

    青磁釉がかけられた茶碗です。独特の明るさを持つ青緑色のトーンを出すことが特徴とされています。

  • 白磁茶碗

    白い素地に透明の釉薬をかけて高温で焼き上げた茶碗です。白磁が日本に渡ってきたのは江戸初期と言われています。

3.唐物茶碗ついての解説

唐物茶碗は古くから中国のさまざまな地域で作られてきたとされています。それらは歴史に裏付けられた高い技術によって生みだされてきました。気品高く、繊細な印象を持つ茶碗が多いとされ、日本においては千利休による「侘び茶」が定着する前から貴族や武家に重宝されていました。青磁茶碗や白磁茶碗は特に文化的にも歴史的にも価値が高い作品が多いとされ、天目茶碗においては世界に数点しかない曜変天目茶碗を筆頭に、高額査定になりやすいものが多いです。その天目茶碗ですが、釉面の変化によって数多くの種類に分類することができ、その価値も大きく変わっていきます。

4.唐物茶碗の歴史

初期のお茶は現在のような茶道のために道具を扱うという認識ではありませんでした。最初に高価な道具があり、それに後からお茶を付け足したようなイメージです。この頃のお茶では唐物茶碗をはじめとする中国製の磁器を使用していました。唐物茶碗は見た目的にも均整がとれていて、釉薬がかかり、模様も美しかったため、大きな権力を持つ武将の中にはこれら唐物茶碗をはじめとする高名な茶道具を持っている人から何とか手に入れようとするほどであったとされていて、とても貴重な存在であったと考えられています。初期のお茶は現在のような茶道のために道具を扱うという認識ではありませんでした。最初に高価な道具があり、それに後からお茶を付け足したようなイメージです。この頃のお茶では唐物茶碗をはじめとする中国製の磁器を使用していました。唐物茶碗は見た目的にも均整がとれていて、釉薬がかかり、模様も美しかったため、大きな権力を持つ武将の中にはこれら唐物茶碗をはじめとする高名な茶道具を持っている人から何とか手に入れようとするほどであったとされていて、とても貴重な存在であったと考えられています。

5.唐物茶碗の買取査定ポイント

まず重要なポイントが「保存状態」です。欠けやヒビ、修理跡がある品だとその分査定評価はマイナスとなってしまいます。また、いつの時代に誰によって手掛けられたかによっても大きく査定額が変動していきます。その他にも付属品の有無や人気の作品であるかどうかも重要なポイントです。

代表的な査定ポイント
  • 保存状態は良いか(欠けやヒビはないか)
  • 付属品が残っているか(共箱や仕覆など)
  • 著名作家の作品であるか
  • 人気の作品かどうか
  • 書付や花押(在判)はあるか

6.唐物茶碗の取引相場価格

唐物茶碗の取引相場価格はいつの時代に誰によって手掛けられたか、保存状態は良好かなどによって大きく変動します。また、無傷完品で有名作家が手掛けたものや稀少性が高いものは高額査定になりやすいとされています。例えば、瀬戸毅己が手掛けた曜変天目茶碗には約111万円の値が付けられました。こちらはサイズが11.9×2.1cm、共箱・共布・栞が付属し、状態は良好で、シンプルな色合いが印象的な一品でした。また、『汝窯青磁片手茶碗』には約30万円の値が付けられました。こちらはサイズが幅13.7cm、高さ5.5cm、共箱が付属し、スレや汚れなどが見られる状態で、とても鮮やかな天青色が見事な一品でした。その他にも、『白釉輪花口碗』には約10万円の値が付けられました。こちらはサイズが径18.8cm、高さ5.7cm、共箱・仕覆が付属し、状態は良好で、五代から北宋にかけて作られたとされる一品でした。

7.唐物茶碗の買取についてのまとめ

唐物茶碗は中国で作られた茶碗のことを指します。大きく分けて、天目茶碗、青磁茶碗、白磁茶碗の3つに分類されます。それぞれの唐物茶碗は歴史も深く、圧倒的技術力によって生み出されたものが多いとされています。曜変天目茶碗など大変希少性の高いものも多く、今後も目を離せない茶道具の一つです。また唐物茶碗は買取市場でも高価買取になりやすい傾向にあります。もし保存状態のよい天目茶碗などの唐物茶碗をお持ちでしたら、まずは買取査定に出すことをおすすめします。

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