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1.仕覆を売りたいお客様へ

仕覆とは茶入、薄茶器、茶碗、挽物などを入れる袋のことを指し、名物裂や古代裂が多く使用されています。茶人によっては名物裂の替袋を何枚も持つ方もいるほどです。今回は仕覆について買取査定ポイントや取引相場価格に関して触れつつ解説していきたいと思います。

このページの目次

2.仕覆についての解説

仕覆は名物裂や古代裂が多く使用されています。名物裂とは、鎌倉時代から室町時代を中心として中国から伝来した染織品のことで、古代裂は明治時代以前に作られた染織品のことを指します。また代表的な名物裂として、金襴、緞子、間道の3種類が挙げられます。

3.仕覆の歴史

仕覆は宋や元から伝来し、足利義満らの時代から名物と言われる茶器に使用されました。その頃の仕覆は古代裂や名物裂という高価な裂地で作られていたとされています。また、名物裂はもともと寺社の高僧たちが使う袈裟、帳、打敷として用いられてきました。

4.仕覆の買取査定ポイント

まず一番重要なポイントが「保存状態」です。汚れなどがある品だとその分査定評価はマイナスとなってしまいます。また、素材が何であるかによっても大きく査定額が変動していきます。その他にも付属品の有無や人気の作品であるかどうかも重要なポイントです。

代表的な査定ポイント
  • 保存状態は良いか(汚れはないか)
  • 素材が何であるか
  • 人気の作品かどうか
  • 付属品は残っているか

5.仕覆の取引相場価格

仕覆の取引相場価格は何の素材でできているか、状態は良好かなどによって大きく異なってきます。また無傷完品で名物裂や古代裂を使用した作品であるならば、比較的高値で取引されやすいです。例えば、とある仕覆10枚には42,511円の値が付けられました。こちらは状態が良好で、色合いのバリエーションが豊かなものが多い仕覆10枚セットでした。別のものだと、こちらも仕覆10点ですが20,910円の値が付けられました。こちらはスレや汚れなどが見られる状態で、さまざまな柄が施されたものが多い仕覆10点セットでした。

6.仕覆の買取についてのまとめ

仕覆とは茶入、薄茶器、茶碗、挽物などを入れる袋のことを指し、名物裂や古代裂が多く使用されています。その名物裂や古代裂は着物の帯にも使われる事のある染織品として業界でも知られているため、需要があります。お持ちである仕覆の保存状態が良好であり、名物裂や古代裂を使用した作品であるならば査定金額も期待できます。

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