山本 陶秀（やまもと　とうしゅう）の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.山本 陶秀が制作した茶道具を売りたいお客様へ

山本陶秀は岡山県出身で昭和から平成にかけて活躍した備前焼の陶芸家です。安土桃山時代の備前焼を求め続け、その作品はスペイン国王・王妃に献上されるなど国際的にも認められています。陶土の吟味や成形、焼成技法などを徹底して研究する努力家でもあり、その日々の積み重ねが実り、後に人間国宝に認定されます。

2.山本 陶秀という茶道具作家はどんな人物なのか

伊部三人衆として藤原啓、金重陶陽とともに備前を代表する名工として知られているのが山本陶秀です。ろくろの達人でもあり、また作品には端正で気品があることから、「茶陶の陶秀」と呼ばれました。日本だけでの活動だけでなく積極的に海外でも活動も広げていき、ブリュッセル万国博覧会でグランプリ金賞を受賞し、スペイン国王と王妃に花瓶を献上するなどして国際的にも名を広めていきました。

3.山本 陶秀の経歴・歴史を知ろう

山本陶秀は1906年に備前市伊部で生まれました。1921年に陶芸を始め、1933年には作家として独立を果たします。1938年からは京都で楠部弥弌に師事し、1948年には商工省の工芸技術保存資格者になります。その後も数々の賞を受賞し、1987年には金重陶陽らに続いて3人目となる国の重要無形文化財「備前焼」に認定されました。

4.山本 陶秀の茶道具の代表作品はこちら

• 備前徳利
• 備前茶碗
• 備前花入

5.山本 陶秀が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

まずは山本陶秀の真作であるかが重要です。銘があるか、保存状態が良好であるかもポイントになります。また山本陶秀がどの年代に手がけた作品であるかによって査定金額が変動します。

代表的な茶道具を査定するポイントとは

• 山本陶秀本人の作であるかどうか（証明書や鑑定書があればなお良い）
• 作者の署名（銘）があるか
• 保存状態は良好か（欠けなどはないか）
• 素材は何でできているか
• 付属品は揃っているか（共箱・共布・栞などが残っているか）

6.山本 陶秀が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格はどの年代に作られたものか、保存状態が良好かによって大きく変わります。
例えば『瓦に鳩』という鳩の置物には約34万円の値がつきました。こちらはサイズが幅20cm、高さ21.5cm、奥行11cmで、桐箱が付属し底面に陶秀作の彫銘があります。経年によるスレや汚れはありますが、目立つ傷もなく状態も良好であり、生命感と存在感のある一品でした。
また、『備前茶碗』には10万円の値段で落札されました。直径11.9cmで高さ7.3cmのサイズのもので、共箱・共栞も付属してある無傷の色彩変化が鮮やかな作品です。

7.山本 陶秀が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

山本陶秀は、「陶秀と言えば茶陶」と言われるほど茶陶に優れた作品が多いことで知られています。熟練を極めた轆轤技術によってバランスのとれた端正、清楚な作品を制作してきました。また、数多くの個展を開催し、展覧会にて多数の賞を受賞してきました。日本だけでなく海外にも広く作品を発表することにも精を出し、1987年には国が指定する重要無形文化財保持者「備前焼」に認定されました。その洗練された技術から真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。

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