上田 直方(うえだ なおかた)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.上田 直方が制作した茶道具を売りたいお客様へ

上田直方とは、信楽焼の伝統を伝えている上田家当主が襲名する名称です。その信楽焼は、利休や小堀遠州をはじめとして多くの茶人から高い評価を受け、愛されてきました。
当代である6代目上田直方は、素朴ながらもあたたかみのある作品であるのが特徴です。
取り扱う茶陶の種類は豊富であり、水差、花入、大壺、茶碗、香合、茶入、蓋置、香炉などを主に制作しています。

このページの目次

2.上田 直方という茶道具作家はどんな人物なのか

古来窯の上田家は信楽茶陶の名門で、その中で茶陶の名人の一人と称されるのが上田直方です。
6代目上田直方は、幕末に始まったとされる古来窯が受け継いできた信楽の侘びに達することができるように、窖窯を築きます。自分で掘り出した原土を用いることにより、現代における茶陶の美を追求しています。こうした豊かな感性を元に生み出された茶陶は、あたたかみと趣を両立させているのが特徴で、上田直方は現代における信楽茶陶を代表する人物であると考えられます。

3.上田 直方の経歴・歴史を知ろう

茶人に高く評価された信楽焼の茶陶作りを担ったとされるのが高橋楽斎や石井直方であり、その石井直方の2代目が性を上田と改め、上田直方としての活動を始めました。4代・5代上田直方は滋賀県の無形文化財に指定されています。5代は1946年に国立陶磁器試験所の伝習科を修了し、父親に教えを乞い、茶陶の道に没頭します。2000年に、文化庁より地域文化功労者表彰を受けることになります。2010年には、それまで5代に師事していた福岡県の兼業農家出身の光春氏が6代目を襲名しました。その6代目は丹波や信楽の宗陶苑で学んだ経験があります。工夫を凝らした窖窯を新しく築き、自らで掘った原土を使うスタイルで、現在も茶陶の美を追い求めています。

4.上田 直方の茶道具の代表作品はこちら

  • 信楽灰被花入
  • 信楽灰被茶碗
  • 信楽柑子花入
  • 信楽絞口四方壷
  • 信楽臼形水指

5.上田 直方が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

まずは上田直方の真作であるかが重要です。保証書や鑑定書があればなお良いでしょう。またどの時代の、何代目の上田直方が手がけた作品かも査定のポイントとなります。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 上田直方本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか、箱が残っているかなど)
  • どのような素材でできているか

6.上田 直方が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格はどの時代に作られたものか、何代目の作品かによって大きく異なります。
例えば6代目上田直方が手掛けた而妙斎書付の信楽茶入は約8万円の値が付きました。寸法は高さ9.2cm、幅6.1cm、口径3.7cmで共箱や仕覆(丹波木綿、円文白虎朱雀錦)が付いていて、状態は無傷でした。
また、5代目上田直方が手掛けた信楽茶入は約7万円の値が付きました。寸法は高さ6.7cm、幅6.7cm、口径2.5cmで、共箱や仕覆(二重蔓牡丹金襴、名物雲鶴緞子)付きで、状態は無傷でした。

7.上田 直方が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

上田直方は信楽焼の陶工であり、江戸時代末期から信楽焼の伝統を継承している上田家の当主が代々襲名する名前です。4・5代は共に滋賀県の無形文化財の認定を受けていて、上田家は今もなお信楽焼の茶陶の本流を行く名家として続いています。当代は6代目であり、
窖窯を築き、自らが掘った原土を用いることで、現在も新たな茶陶を追及しています。
その確かな腕前から、真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。

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