辻 清明(つじ せいめい)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.辻 清明が制作した茶道具を売りたいお客様へ

辻清明は東京都出身で昭和から平成にかけて活躍した陶芸家です。東京都多摩市に窯を築き、信楽の土を用いた焼締めの作品を多く制作しました。その作品は「明る寂び」と呼ばれる美意識に着目することによって制作され、独自の作風を追求した人物として知られています。国際的評価も高く、アメリカのホワイトハウスやイタリア・フィレンツェ陶芸博物館などに作品が収蔵されています。

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2.辻 清明という茶道具作家はどんな人物なのか

希代の陶芸家として名を馳せる人物が辻清明です。「明る寂び」という美意識に着目し、数多くの秀作を世に残しました。日本国内外で個展や多数の賞を受賞し、精力的に活動したことでも知られています。また、妻である協子とともに日本橋三越で陶芸展を開催するなど、夫妻による二人展の開催も意欲的に行いました。

3.辻 清明の経歴・歴史を知ろう

辻清明は1927年に東京都で生まれます。骨董や古美術を愛した父親の影響を色濃く受け、焼物に興味を抱き、学校へほとんど行くことなく陶芸に打ち込んでいたとされています。辻清明が14歳の時に陶芸家として活躍していた姉と共に辻陶器研究所を設立しました。この頃から富本憲吉や板谷波山のもとで学ぶなど、作域を広げたとされています。1968年にシドニー・ボナイスン画廊を皮切りに、世界中のギャラリーで個展を開催していきます。また、2006年には東京都名誉都民に認定されました。

4.辻 清明の茶道具の代表作品はこちら

  • 球と方形の対話
  • 緑釉布目板皿
  • 信楽自然釉壺
  • 茶碗

5.辻 清明が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

まずは辻清明の真作であることが重要です。保存状態が良好であるかもポイントになります。また付属の品も大事な要素の一つで、例えば作家本人の署名がある共箱や、鑑定人、あるいは親族などの書付がある識箱など、箱の種類によって大きく査定額が変動します。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 辻清明本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 素材は何でできているか
  • 付属品はそろっているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.辻 清明が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格はコンディションが良好か、どの年代に手掛けられ、銘の有無によっても大きく変わります。また、図案や技法によっても取引金額が変動します。
例えば『硝子大皿』には約38万円の値がつきました。こちらはサイズが高さ9.3cm、幅42.2cm、奥行39.5cm、共箱・共布が付属し、状態は良好で、筆で描いたような装飾が大胆に施された一品でした。また『信楽ぐい呑』には約20万円の値がついています。こちらはサイズが直径6.0cm、高さ5.5cm、共箱・共布が付属し、武骨な造形と豪快な窯変のコントラストが見事な作品でした。

7.辻 清明が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

辻清明は伝統をベースとしながらも、己の感性を信じた独創的作風が評判となり、国内だけでなく海外でも高く評価されました。そのため、米国ホワイトハウスに『緑釉布目板皿』、インディアナ大学美術館には『信楽自然釉壺』などが収蔵されています。更に米国だけでなく、ヨーロッパにおける日本ブームによって、辻清明にもスポットライトが当たりました。そのような活躍を踏まえると、今後も作品の価値は上がっていくとされ、注目すべき作家の一人と言えます。従って、お持ちの作品が辻清明の真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性があります。

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