徳田 八十吉(とくだ やそきち)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.徳田 八十吉が制作した茶道具を売りたいお客様へ

代々九谷焼を守り続けているその陶工の名称が徳田八十吉です。初代から始まり現在は4代目となっております。初代は吉田屋窯風の作風を得意としており、味わい深い日本的な九谷焼を生み出してきました。また、2代は自らの芸術性を高めるため、常に研鑽をはかり数多くの名品を生み出していきました。3代は日本だけでなく、世界各国でも賞賛を浴びるほど注目されており、査定においても比較的高値で取引される傾向にあります。

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2.徳田 八十吉という茶道具作家はどんな人物なのか

3代徳田八十吉は重要無形文化財「彩釉磁器」の保持者(人間国宝)に認定されるなど、歴代の徳田八十吉でも特に注目に値する人物です。釉薬で色彩を調整した鮮やかな群青色が特徴的な作品が多いとされています。日本のみならず、海外にも多くの作品を発表し高い評価を受けました。また、古九谷の学術研究にも熱心に取り組んだことでも有名です。

3.徳田 八十吉の経歴・歴史を知ろう

3代徳田八十吉は1933年に石川県にて2代徳田八十吉の長男として生まれました。金沢美術工芸大学に入学するも中退し、祖父から深厚釉などの九谷焼の釉薬と上絵技法を学び、父である2代徳田八十吉からは現代陶芸について学びました。その後数々の展覧会に出品しては賞を受賞していきます。1997年には重要無形文化財「彩釉磁器」の保持者に認定され、その実力や功績が認められました。

4.徳田 八十吉の茶道具の代表作品はこちら

  • 深厚燿彩花器「揺籃」
  • 燿彩鉢「創生」
  • 燿彩鉢「黎明」
  • 耀彩花器
  • 碧明燿彩花瓶
  • 九谷三彩壺

5.徳田 八十吉が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

まず初めに徳田八十吉の真作であるかどうかが重要になります。どの年徳田八十吉が手掛けているか、銘入か、コンディションは良いかも続いて重要な要素です。また、付属品の種類によっても査定額が変動します。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 徳田八十吉の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 銘入りかどうか
  • コンディションは良いか(欠けなどはないか)
  • 付属品はあるか(共箱・共布・栞などが残っているか)
  • 素材は何でできているか

6.徳田 八十吉が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

取引相場価格ですが、作品のコンディションは良いか、銘入りかによって大きく異なります。例えば3代徳田八十吉が手がけた『鳳燿彩鉢「旋律」』には約146万円の値がつきました。こちらはサイズが幅39.2cm、高さ6.5cm、共箱・共布・栞が付属し、経年によるスレは見られますが無傷の状態で、絶妙なグラデーションが見事な一品でした。同じく3代徳田八十吉が手がけた『耀彩壷「恒河」』には約142万円の値がついています。こちらはサイズが幅15.0cm、高さ34.2cm、共箱・共布・栞が付属し、新品同様でコンディションが良好であり、釉薬が織りなす彩りが美しい一品でした。

7.徳田 八十吉が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

徳田家は古九谷・吉田屋の再現に生涯をかけた初代から続く九谷焼の名門であり、それぞれの徳田八十吉は素晴らしい名作を世に生み出してきました。初代は吉田屋窯風の作風を得意とした事で知られており、3代は色を帯のように重ねてグラデーションを作るというこれまでにない九谷焼を生み出しました。それらを踏まえて、当代である4代も伝統を踏襲しながらも独自のスタイルで秀作を生み出しています。徳田八十吉の作品の真作をお持ちで、コンディションが良好であるならば、高額査定が期待できます。

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