田村 耕一（たむら　こういち）の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.田村 耕一が制作した茶道具を売りたいお客様へ

田村耕一は栃木県佐野出身で人間国宝にも認定された人物であり、栃木県では浜田庄司以来二人目の快挙でした。田村耕一は1970年あたりから鉄釉に加えて辰砂釉や青磁釉を扱うことが増えました。しかし、絵付け主体の構成については大きな変化はなく、一貫して鉄釉の変化を取り入れた作品を中心に生み出してきました。その鉄絵により生み出される作品は評価が高く、人気もあるとされています。

2.田村 耕一という茶道具作家はどんな人物なのか

田村耕一は鉄絵をベースに多彩な陶技を用いて温雅な情緒あふれる独自の作品を生み出してきました。1967年にはトルコ・イスタンブール国際陶芸展でグランプリ金賞など日本以外の海外の展覧会に出品し、高い評価を受けます。1983年には紫綬褒章を受章し、1986年には重要無形文化財「鉄絵陶器」保持者に認定されるなど、その実力が認められました。

3.田村 耕一の経歴・歴史を知ろう

田村耕一は1918年に雛人形師である田村林次の次男として栃木県佐野市に生まれます。1941年に東京美術学校工芸科図案部を卒業し、大阪府にある私立南海商業学校のデザイン教師として勤務します。1946年からは京都の松風研究所で輸出陶器のデザイナーとして働きます。ここで研究所の顧問である富本憲吉から指導を受け、数多くのことを学びます。1956年の第5回現代日本陶芸展覧会で朝日新聞社賞を受賞したのをきっかけに陶芸作家として認知されるようになり、その後数々の賞を受賞していきました。

4.田村 耕一の茶道具の代表作品はこちら

• 刷毛目鉄絵梅文大壺
• 陶梅文銅彩花器
• 銅彩椿文大皿
• 灰釉鳥文楕円皿
• 灰釉草文水注
• 黒釉流芒文大皿

5.田村 耕一が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

最も重要なのは田村耕一の真作であるかという点です。どの年代に手掛けているか、銘入りか、保存状態は良好かも続いて重要な要素です。また、付属品の有無によっても査定額が変わっていきます。

• 田村耕一の真作かどうか（証明書や鑑定書があればなお良い）
• 銘は入っているか
• 保温状態は良好か（欠けなどはないか）
• 付属品は残っているか（共箱・共布・栞などが揃っているか）
• 何の素材でできているか

6.田村 耕一が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格は作品の状態が良いか、銘入りであるかによって大きく変動します。例えば『銅彩梅文壷』には約41万円の値がつきました。こちらはサイズが高さ25.2cm、径21.4cm、口径11.2cm、共箱が付属し、無傷の状態で、晩年に作られたとされる作品でした。また『青磁竹林鷺文角瓶』には約33万円の値がついています。こちらはサイズが横14.4cm、縦14.2cm、高さ28.1cm、田村了一による識箱・共布・栞が付属し、無傷完品で、竹林の中に飛ぶ鷲の絵付けが見事な一品でした。

7.田村 耕一が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

田村耕一は酸化鉄を用いて表現する鉄絵を開発し、銅彩という枠を広げて独創性溢れる作品を展開していきました。当時の陶芸界においても田村耕一は若い陶工の中で群を抜いており、圧倒的技術力を誇っていたことで知られています。その優れた技術力から高い評価を受け続けている田村耕一の作品をお持ちで、真作かつコンディションが良好な場合、高額査定の可能性が高いとされています。

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