田原 陶兵衛(たはら とうべえ)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.田原 陶兵衛が制作した茶道具を売りたいお客様へ

田原陶兵衛は赤川助左衛門の系統を引く深川萩の一族として代々襲名される名称で、現在は13代目を数えます。その中でも12代は独自の観点から高麗朝鮮陶器の研究を行い、茶道への造詣を深め茶陶中心に作品を生み出してきました。その作風から現在においても高い人気を誇っています。

このページの目次

2.田原 陶兵衛という茶道具作家はどんな人物なのか

12代田原陶兵衛は昭和後期から平成にかけて活躍した山口県出身の陶芸家です。温厚な性格で知られ、茶陶を中心に作品を発表し、陶兵衛茶陶とも呼ばれる独特な作風をつくり上げてきました。また、歴代の田原家の作風である温かみのある柔らかい肌色の釉薬を用いることにより素朴さや素直さを表現した「陶兵衛萩」を受け継ぎ、裏千家宗匠好みのものを多く生み出したことで知られています。

3.田原 陶兵衛の経歴・歴史を知ろう

12代田原陶兵衛は1925年に10代田原陶兵衛の次男として山口県で生まれました。戦時中はシベリア拘留など厳しい状況の時もあったのですがそれを潜り抜け12代を襲名しました。その際に陶芸の基礎から学びなおすことで自分の新たな才能に気付いた田原陶兵衛は本格的に制作に取り組むようになります。その後日本工芸会正会員となり、1981年には山口県指定文化財に認定されるなどその実力が認められました。

4.田原 陶兵衛の茶道具の代表作品はこちら

  • 萩焼糸巻き香合
  • 鬼萩平茶碗
  • 萩蛤香合

5.田原 陶兵衛が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

最も重要なのは田原陶兵衛の真作であるかという点です。どの田原陶兵衛が手掛けているか、銘入りか、保存状態は良好かも続いて重要な要素です。また、付属品の有無によっても査定額が変わっていきます。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 田原陶兵衛の真作かどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 銘入りであるか
  • 保温状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 付属品は残っているか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 何の素材でできているか

6.田原 陶兵衛が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格は作品の状態が良いか、銘入りであるかによって大きく変動します。例えば12代田原陶兵衛が手がけた萩茶碗には約15万円の値がつきました。こちらはサイズが高さ9.4cm、幅12.0cm、共箱(鵬雲斎書付)が付属し、無傷の状態で、温かみのある色使いが特徴的な作品でした。また13代田原陶兵衛が手がけ『萩茶碗には90,000円の値がついています。こちらはサイズが径13.5cm、高さ8.0cm、共箱(鵬雲斎宗匠書付)・仕覆・栞が付属し、経年によるスレが見られる状態で、温和で優しげな印象の作品でした。

7.田原 陶兵衛が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

12代田原陶兵衛は田原家の作風である温かみのある柔らかい肌色の釉薬を用いることによって素朴さや素直さを表現した「陶兵衛萩」を受け継ぎ、裏千家宗匠好みの作品を数多く手掛けました。また、独自の観点から高麗・朝鮮陶器の研究に没頭し、伝統を踏襲しながらも斬新かつ現代感覚あふれる新しい世界感を広げていきました。山口県指定重要無形文化財に認定されるほどの確かな技術を持った田原陶兵衛の作品をお持ちで、真作でコンディションが良い場合、高額査定になる可能性があります。

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