鈴木 盛久(すずき もりひさ)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.鈴木 盛久が制作した茶道具を売りたいお客様へ

鈴木盛久は創業1625年の盛岡にある鈴木盛久工房の当主が代々襲名する名称です。現在は15代となっています。その15代は代々継承されてきた南部鉄器の技法をベースに、女性ならではのデザインを施すのが特徴とされ、独自のスタイルを確立しました。鉄瓶の他にも、釜、銚子などを制作し、多くの茶人たちに愛され続け人気も非常に高いとされています。

このページの目次

2.鈴木 盛久という茶道具作家はどんな人物なのか

鈴木家は代々御用鋳物師として南部鉄器を制作していることで知られています。当代である15代鈴木盛久は女性らしい洗練されたデザインの作品を数多く生み出し、使いやすさの中に美術的価値を盛り込んだ茶道具づくりを心掛けていると言います。これらによって伝統色の強い鋳金に新しい風を吹き入れ南部鉄器の名を世界に広めるきっかけとなり、現在は世界中から注文が殺到するようになりました。

3.鈴木 盛久の経歴・歴史を知ろう

15代鈴木盛久は1946年に岩手県で14代鈴木盛久の長女として誕生します。武蔵野美術短期大学工芸デザイン科を卒業し、信田洋、篠和子に彫金を学んだとされています。その後は数多くの受賞を重ね、日本伝統工芸展に出品した作品が宮内省買い上げとなるなど、実力も認められています。現在は日本工芸会正会員や岩手工芸美術協会会長などを務めるなど活躍を見せています。

4.鈴木 盛久の茶道具の代表作品はこちら

  • 銚子「回転木馬」
  • 銚子「悠」

5.鈴木 盛久が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

まず初めに鈴木盛久の真作であるかどうかが重要になります。どの鈴木盛久が手掛けているか、銘入か、コンディションは良いかも続いて重要な要素です。また、付属品の種類によっても査定額が変動します。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 鈴木盛久の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 銘入りかどうか
  • 付属品はあるか(共箱・共布・栞などが残っているか)
  • コンディションは良いか(欠けなどはないか)
  • 素材は何でできているか

6.鈴木 盛久が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

取引相場価格ですが、作品のコンディションは良いか、銘入りかによって大きく異なります。例えば13代鈴木盛久が手がけた『渦霰姥口丸型砂鉄鉄瓶』には約57万円の値がつきました。こちらはサイズが口径9.7cm、胴径17.5cm、持ち手までの高さ22.5cm、重量1700g、共箱・共布・栞が付属し、未使用品でありキズなどない状態で、シンプルな造形が印象的な一品でした。また15代鈴木盛久が手がけた『櫛目丸形鉄瓶』には約19万円の値がついています。こちらはサイズが約19.cm×15.5cm×24cm、共箱が付属し、未使用品で状態も良く、佇まいが美しい作品でした。

7.鈴木 盛久が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

15代鈴木盛久は代々継承されてきた南部鉄器の技法をベースに女性が持つような繊細なデザインを施すことが特徴とされ、独自の作風をつくり上げました。鉄瓶の他にも、花卉、小物などを制作し、多くの茶人に愛され続けています。鈴木盛久の作品の真作をお持ちでコンディションが良好な場合、高額査定が期待できます。

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