惺斎(せいさい)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ
1.惺斎が制作した茶道具を売りたいお客様へ
表千家12代目として知られている人物が惺斎です。30歳で12代目を継ぐという、少し遅咲きのスタートとなりました。父である碌々斎は、息子に家督を継がせた後も亡くなるまで親子二人三脚で茶道会を盛り上げていったとされています。特に惺斎は曠叔宗左の七十回忌や豊太閤三百年祭での献茶、天然宗左の百五十回忌などの茶事や献茶を頻繁に行うことで、茶道の復興と隆盛に大きく貢献しました。
このページの目次
2.惺斎という茶道具作家はどんな人物なのか
表千家の宗匠達は多くの好み物を保有していましたが、惺斎の好み物は歴代の中でも圧倒的に多いとされ、代表的なもの400点を集めた書籍が出版されるほどでした。また、地方で作られている物を多く取り入れるところも他の宗匠たちとは異なっていました。75歳まで生きた惺斎は各地の工芸家の育成にも尽力したとされ、書付も数多く残されています。
3.惺斎の経歴・歴史を知ろう
惺斎は1863年に表千家11代瑞翁宗左の長男として生まれました。明治維新後の茶道衰退の時代を経て、その復興に尽力し、大正期の隆盛へと導いたとされています。1906年の火災により焼失した家元の茶室の再建にも関わり、1921年には家元内に松風楼を増築し、茶会を行うなど、茶道の発展に大きく関わりました。
4.惺斎の茶道具の代表作品はこちら
- 銘香十種
- 帰去来
5.惺斎が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握
最も重要な点は惺斎の真作であることです。どの年代に手掛けているか、銘はあるか、状態は良いかも続いて重要です。また、付属品の有無によっても査定額が異なります。
代表的な茶道具を査定するポイントとは- 惺斎の真作かどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の銘があるか
- 状態は良いか(欠けなどはないか)
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
- 素材は何でできているか
6.惺斎が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場
取引相場価格は作品の状態が良いか、銘があるかどうかによって大きく異なります。例えば『黒茶碗』には約12万円の値がつきました。こちらはサイズが最大径10.3cm、高さ6.8cm、共箱が付属し、深い黒が美しい一品でした。また『茶杓「暁雲」』には55,000円の値がついています。こちらはサイズが全長18.7.cm、共箱が付属し、キズなどがない状態で、シンプルな造りが印象的な作品でした。
7.惺斎が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説
惺斎において知っておくべき事の一つとして、彼が時代に応じて3種の花押を用いていたことが挙げられます。明治、大正、昭和と目まぐるしく変わっていく3つの時代を生きたからこそ、心持ちの変化により花押を変えていったとされています。自作の作品はそれほど多いとされているわけではなく、稀少なものが多いことから、惺斎の作品をお持ちで真作かつ保存状態が良い場合、高額査定になる可能性があります。
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