清風 与平(せいふう よへい)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ
1.清風 与平が制作した茶道具を売りたいお客様へ
清風与平は江戸時代後期に生まれた清水焼陶工の名跡です。初代は仁阿弥道八の名で知られるた高橋道八に弟子として修行を重ね、独立後は五条橋東に窯を開いて作陶を行いました。また、備前岡山の虫明焼の指導にも尽力しています。累代を通じて染付を得意とし、特に赤絵・色絵に金彩を加える金襴手の作品は高い評価を得てきました。
このページの目次
2.清風 与平という茶道具作家はどんな人物なのか
清風与平は清水焼の陶工における名跡の一つであり、その歴史は5代を重ねます。初代は仁阿弥道八こと2代高橋道八に師事し、尾形乾山、野々村仁清の再来とまで言われた色絵の技術を受け付きまました。また3代目は釉薬の工夫に優れ、純日本風陶磁器を作るかたわら、青磁・白磁の作品をも得意としました。その作陶技術は同時代的にも極めて評価が高く、陶芸界初の帝国技芸員となっています。このことから、その作品がウィーン万博やパリ万博をはじめとする博覧会に出品されるとともに、傑作とされるものの多くは皇室の所蔵となっています。
3.清風 与平の経歴・歴史を知ろう
初代清風与平は加賀藩士・保田弥平の子として1803年に生まれました。2代高橋道八に弟子入りすると頭角をあらわし、師の命によって京都桃山三夜荘の地に築窯します。五条橋東に自らの窯を持つようになると、楽焼・染付・朝鮮写・白磁・色絵などの作品を制作、その技法に魅せられた備前藩筆頭家老・伊木虫澄の招請を受けて同地に赴き、虫明焼の指導に尽力しました。その後、清風与平の名跡は5代続き、特に3代目および4代目には名品が多いとされています。現在は5代の死後、後継者が決まっておらず当主の座は空席のままとなっています。
4.清風 与平の茶道具の代表作品はこちら
- 青華松鶴花瓶(1895年)
- 白磁彫紋中蕪形花瓶(1891年)
- 青華黄色龍紋花瓶(1891年)
- 旭彩山桜花瓶(1905年)
- 飛青磁大花瓶(1913年)
5.清風 与平が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握
清風 与平の真作であることは言うまでもありませんが、何代の作品であるのか、その特徴である彩色は鮮明であるのか、また貫入がないなど陶器としての保存状態が良好かなどによって査定額が大きく変化します。
代表的な茶道具を査定するポイントとは- 清風与平本人の作であるかどうか
- 作者の署名(銘)があるか
- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 彩色は鮮明であるのか(退色していないか)
- 付属品は揃っているか
6.清風 与平が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場
相場価格は作者が何代の清水六兵衛であるか、また真贋や保存状態によって大きく変動します。例えば、4代清風与平が制作した青磁香炉は311,000円という高額で取引されています。サイズは11.6×11.4×11.7cmで在銘で本物保証がされている作品です。他にも、3代清風与平が制作した急須は110,000円で落札されています。共箱、在銘ありで美しい淡い黄釉の素晴らしい急須でした。
7.清風 与平が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説
清水焼陶工の名跡である清風与平は彩色にすぐれるのみならず、楽焼や青磁・白磁などの制作にも才能を発揮してきました。特に3代は明治期における名工として高い評価を受けており、その作品には根強いファンが存在します。歴代いずれの作品においても、その芸術性の高さから真作で保存状態の良いものは高額査定となる可能性があります。
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