沢田 宗山(さわだ そうざん)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.沢田 宗山が制作した茶道具を売りたいお客様へ

沢田宗山は京都市生まれの陶芸家であり、図案家でもあります。東京美術大学に在籍していたころにアメリカに渡り、工芸図案を研究します。日本に帰ってからは澤田図案所を設立します。大正から昭和にかけて友禅図案やポスター、看板や酒ラベルの図案を多く手掛けました。また、陶芸家として幅広い作品を手掛けたとされています。

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2.沢田 宗山という茶道具作家はどんな人物なのか

沢田宗山は明治から昭和にかけて活躍したとされています。主に図案や作陶の仕事を中心に行っていました。1921年には大蔵省の依頼を受けて50銭銀貨の図案を作成します。それ以降は、審査委員を多く務め、晩年になると個展開催に比重を置き、精力的に作品を発表しました。

3.沢田 宗山の経歴・歴史を知ろう

沢田宗山は1881年に京都で澤田文二の長男として生まれます。京都市の留学生として欧米に研学した後、アメリカのコロンビア大学の招聘を受けて、美術部で教鞭をとることになり、それと同時に日本図案研究所を設立します。1917年に伏見桃山に新居を構えて陶窯を築き、作陶を開始します。それ以降は数多くの審査委員を務めるとともに、晩年には個展を開き作品発表を行っていました。

4.沢田 宗山の茶道具の代表作品はこちら

  • 青磁辰沙花文香呂
  • 魚文大皿

5.沢田 宗山が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

まずは沢田宗山の真作であることが重要です。状態が良好であるかもポイントになります。また付属品も大事な要素の一つで、例えば作家本人の署名がある共箱や、鑑定人、あるいは親族などの書付がある識箱など、種類によって大きく査定額が変わっていきます。

代表的な茶道具を査定するポイントとは

  • 沢田宗山本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 素材は何でできているか
  • 付属品はそろっているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.沢田 宗山が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格は状態が良好か、どの年代に手掛けられ、銘の有無によっても大きく変わります。また、図案や技法によっても取引金額が変動します。
例えば『彩磁茄子文額皿』には3,000円の値がつきました。こちらはサイズが高さ5.3cm、径36.7cm、高台17.8cm、共箱・共布が付属し、経年によるスレなどが見られる状態で、描かれた文様が見事な一品でした。また『魚模様銘々皿菓子皿』5客には3,000円の値がついています。こちらはサイズが直径15.2cm、高さ3.8cm、在銘・共箱が付属し、多少のスレ等見られますが未使用品の状態で、シンプルな魚模様がかわいらしい作品でした。

7.沢田 宗山が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

沢田宗山は図案感覚に優れ、柄や文様を使って独自性のある作品を展開し、小皿や向付などの食器や茶碗など幅広く制作したことで知られています。また、陶芸作品は磁器のものではなく、陶器をメインに制作していることも特徴です。晩年には個展に重きを置いて作品を精力的に発表していきました。沢田宗山の真作をお持ちで、保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。

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