臘月庵(ろうげつあん)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.臘月庵が制作した茶道具を売りたいお客様へ

臘月庵は裏千家4代目して数えられる人物です。格式高い文物の収集や茶の湯の指導、職人の人材育成や美術工芸制作に力を注いでいたとされています。秀でた鑑識眼を持っていたことで知られ、好み物や箱書きを多く残しています。それ以外にも楽家伝来の独特の飴釉を使った作陶も行うなど、自身の作品も暖かな魅力に包まれた優れた作品を生み出しました。

このページの目次

2.臘月庵という茶道具作家はどんな人物なのか

臘月庵は茶人である千宗旦を父に持ち、75歳で亡くなるまで数多くの功績を残しました。特に審美鑑定に優れていたとされ、好み物や箱書きのされているものには優品が多く見受けられます。また京都から楽一入の弟子である長左衛門を呼んで大樋焼を始め、宮崎寒雉に茶の湯釜を作らせるなど工芸においても数々の功績を残しています。

3.臘月庵の経歴・歴史を知ろう

臘月庵は1622年に茶人である千宗旦の四男として生まれます。臘月庵は初めから茶道に興味があったわけではなく、幼少のころから医学を志していたので、江戸前期に活躍していた野間玄琢に弟子入りします。そこで医師の道を歩み始めるのですが、野間玄琢が他界したのをきっかけに親元に戻ります。千宗旦の死後には茶室を譲り受け、その後裏千家を興したとされています。

4.臘月庵の茶道具の代表作品はこちら

  • 茶杓

5.臘月庵が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

最も重要な点は、臘月庵の真作であることです。どの年代に手掛けているか、銘はあるか、保存状態は良好かも続いて重要です。また、付属品の有無によっても査定額が変動します。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 臘月庵の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の銘があるか
  • 保存状態は良いか(欠けなどはないか)
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
  • 素材は何によってできているか

6.臘月庵が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

取引相場価格は作品の保存状態が良いか、在銘であるかどうかによって大きく異なります。例えば『古唐津茶碗「夕がお」』には70,000円の値がつきました。こちらはサイズが直径12.5cm、高さ8.5cm、共箱が付属し、コンディションは良好で、大胆な釉薬が見事な一品でした。また、臘月庵が使用していた茶杓には50,000円の値がついています。こちらはサイズが全長18.3cm、共箱が付属し、時代に伴うスレは見られますが、状態は良好で、シンプルな造りが印象的な一品でした。

7.臘月庵が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

臘月庵は父である千宗旦の気風を受け継いで、詫びを重んじ、自らに対してとても厳しい一面があったようで、その花押を見ても枯淡を感じるものがあります。また、秀でた鑑識眼は当時右に出る者はいないとされていました。茶の湯の指導や人材育成、美術工芸の制作などに尽力した臘月庵の作品をお持ちで、それが真作でコンディションが良好ならば高価買取になる可能性があります。

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