碌々斎(ろくろくさい)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ
1.碌々斎が制作した茶道具を売りたいお客様へ
明治維新のあった激動の時代に、千家没落の危機を乗り切り、現代における表千家の基盤を守り抜いた人物が碌々斎です。時代的に茶道は軽んじられる存在で、風当りが強い中でも自らの茶の道を見失うことなく、苦難の時期を上手く乗り切りました。その後も表千家を守り抜き、茶道の復興と発展に尽力していったとされています。
このページの目次
2.碌々斎という茶道具作家はどんな人物なのか
碌々斎は、時代の逆風の中、現代に通じる表千家を必死に守りぬき、茶道の復興と発展に大きく寄与した人物です。一時は千家没落する可能性も高かったのですが、何とか耐え忍んだことにより、その後は碌々斎が明治天皇に茶を立てるほどにまで復興しました。現代茶道への流れを築いたことは高く評価され、表千家の歴史を語る上では欠かせない存在となっています。
3.碌々斎の経歴・歴史を知ろう
碌々斎は1837年に表千家10代祥翁宗左の長男として生まれ、19歳の時に表千家11代目を受け継ぎます。その後、世間一般的に茶道における関心が薄まってきた苦難な時代を迎えることとなりますが、それを何とか切り抜けて表千家を守っていきました。茶道の復興に尽力した後、高齢となった際に引退を決め、1892年に家督を長男に譲り、隠居して宗旦と名乗りました。
4.碌々斎の茶道具の代表作品はこちら
- 北野三十本
5.碌々斎が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握
最も重要な点は碌々斎の真作であることです。どの年代に手掛けているか、在銘か、状態は良好であるかも続いて重要です。また、付属品の有無によっても査定額が変動します。
代表的な茶道具を査定するポイントとは- 碌々斎の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の銘があるか
- 状態は良いか(欠けなどはないか)
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
- 素材は何でできているか
6.碌々斎が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場
取引相場価格は作品の保存状態が良いか、在銘であるかどうかによって大きく変動します。例えば『二重筒花入』には約30万円の値がついています。こちらはサイズが高さ37.1cm、最大径9.8cm、口径5.4cm、共箱・共布・栞が付属し、下部に割れが見られる状態で、シンプルな作りが印象的な一品でした。また『茶杓「紅葉」』には45,000円の値がつきました。こちらはサイズが直径18.9cm、高さ1.7cm、共箱が付属し、無傷の状態で、美しいフォルムが見事な一品でした。
7.碌々斎が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説
大変苦難な時代を乗り越えてきた碌々斎が特に好んだものは、一見地味で詫びたようなものが多いとされていますが、既望棗のような派手さもある華やかな作品も好んだとされています。また、長命だったため、好み物や箱書が多く残されています。茶の復興と発展に大いに貢献した碌々斎の作品をお持ちの場合、まずは付属品や銘の有無をチェックしてから査定してもらうのが良いでしょう。
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