小野 珀子(おの はくこ)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.小野 珀子が制作した茶道具を売りたいお客様へ

小野珀子は愛知県出身の女性陶芸家で、小野琥山の長女として生まれました。大量生産が非常に難しいとされる「釉裏金彩」と呼ばれる技法を得意としています。この技法を完成させるまでに4~5年の歳月をかけて研究したとされています。そのため、生み出された作品は品のある至高の芸術品として多くの人を魅了しています。

このページの目次

2.小野 珀子という茶道具作家はどんな人物なのか

小野柏子は日本を代表する女流作家です。大胆に金箔を用いた「釉裏金彩」や「金襴手」が得意で、その手法は華麗さもあると同時に現代的な感覚が織り交ぜられています。ニュージーランドやアルゼンチンの美術館に作品が買い上げられるなど、国内だけでなく海外でも高い評価を受けています。

3.小野 珀子の経歴・歴史を知ろう

小野珀子は1925年に愛知県で生まれます。1943年に会津若松高等女学校を卒業後に、嬉野に戻り家業に従事します。1948年に東京の大串家に嫁いだのですが、1960年には協議離婚をして嬉野に戻り、父の琥山製陶所デザイン室に勤務することになります。その後、展覧会にて多くの賞を受賞し、1992年には佐賀県重要無形文化財に認定されました。

4.小野 珀子の茶道具の代表作品はこちら

  • 釉裏金彩黄釉瓶
  • 釉裏金彩花入
  • 釉裏金彩壺「珊瑚礁」
  • 釉裏金彩青釉紫陽花水指

5.小野 珀子が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

最も重要な点は、まず小野珀子の真作であることです。銘入りか、保存状態は良好かも続いて重要です。また箱も大事な要素で、作家本人の署名がある共箱や、鑑定人、あるいは親族などの書付がある識箱など、種類によって大きく査定額が変わっていきます。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 小野珀子本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.小野 珀子が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格は作品の状態が良好か、どの年代に手掛けられ、銘の有無によっても大きく変動します。また、図案や技法によっても金額が異なります。例えば『釉裏金彩黄釉壷』には約32万円の値がつきました。こちらはサイズが高さ22.0cm、幅28.5cm、共箱が付属し、無傷の状態で、独自の存在感が際立つ一品でした。
また、『釉裏金彩菓子鉢』には約18万円の値がついています。こちらはサイズが高さ13.7cm、幅21.5cm、共箱・共布・栞・漆蓋が付属し、無傷の状態であり、繊細な技術が光る一品でした。

7.小野 珀子が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

小野珀子の代表的な作風として有名なのが「釉裏金彩」です。器地に金箔を用いて文様を施し、その上から釉薬をかけて焼く技法で、これにより金箔や銀箔などの持つ輝きを永久的に閉じ込めることができます。この技法は国内だけでなく海外でも高い評価を受けており、女性の中では2人目となる日本陶磁協会賞を受賞しています。その磨き上げられた確かな技術から、真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。

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