大樋 年雄(おおひ としお)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.大樋 年雄が制作した茶道具を売りたいお客様へ

大樋年雄は石川県出身の昭和から平成にかけて活躍している日本の陶芸家であり、デザイナーでもあります。陶芸家としての制作活動をおこなう中で、デザイナーとしての仕事も並行しており、自宅は自らが設計を行ったとされています。茶会演出などの空間デザインも行う事から、その仕事ぶりは建築業界からも高く評価されています。

このページの目次

2.大樋 年雄という茶道具作家はどんな人物なのか

大樋年雄は、300年の歴史を持つ加賀楽焼の本家窯元である大樋家の10代目の長男です。大樋焼の伝統を根幹に、代々伝わるろくろの手法をあえて用いず、手ひねりによって作品を制作しています。また、アジア諸国を訪れ、その土地本来の土を用いて茶器をつくるなど新たな取り組みも行っています。

3.大樋 年雄の経歴・歴史を知ろう

大樋年雄は1958年に十代大樋長左衛門の長男として石川県金沢に生まれます。1984年にボストンユニバシティ大学院修士課程を修了します。1999年に第46回日本伝統工芸展で入選したのを皮切りに、数多くの賞を受賞していきます。また、日本での活動はもちろん、海外でも意欲的に個展を開催するなど、幅広く活躍している作家です。

4.大樋 年雄の茶道具の代表作品はこちら

  • 新世器「尊容」
  • 大樋飴釉窯変祭器「尊崇」
  • 大樋飴釉茶碗 銘 綾織

5.大樋 年雄が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

まずは大樋年雄の真作であることが重要です。保存状態が良好であるかもチェックポイントになります。また付属品も大事な要素の一つで、例えば作家本人の署名がある共箱や、鑑定人、あるいは親族などの書付がある識箱など、箱の種類によって大きく査定額が変わっていきます。

代表的な茶道具を査定するポイントとは

  • 大樋年雄本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 素材は何でできているか
  • 付属品はそろっているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.大樋 年雄が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格は保存状態が良好か、どの年代に手掛けられ、銘の有無によっても大きく変わります。また、図案や技法によっても取引金額が変動します。
例えば『大樋窯変尊崇水指』には約17万円の値がつきました。こちらはサイズが高さ19.7cm、幅32cm、奥行19cm、共箱・共布・栞が付属し、口縁の金彩に一部スレが見られる状態で、独特な造形と色合いを醸し出している水指でした。
また『大樋窯変茶碗』には約14万円の値がついています。こちらはサイズが高さ8.4cm、幅13.5cm、共箱・共布・栞が付属し、無傷の状態で、多様な釉薬の色が移ろう様が見事な作品でした。

7.大樋 年雄が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

大樋年雄は初めて白釉、黒釉、飴釉などにより楽茶碗を焼くことに成功したとして、世界に衝撃を与えた人物とされています。また、作品は大樋焼の伝統をベースに、深い教養と独自のセンスが融合し、世界各国で作品が所蔵されるなど、日本を代表する陶芸家として期待されている人物です。その類い稀なる確かな技術から、真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。

その他の茶道具について