西岡 小十(にしおか こじゅう)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ
1.西岡 小十が制作した茶道具を売りたいお客様へ
西岡小十は主に昭和期に活躍した唐津焼の陶工で、「唐津の神様」と呼ばれました。古唐津の再現に心血を注ぎ、約20年にもわたるライフワークとなる発掘作業を行う傍ら、1971年には「小次郎窯」を開いて独立し、割竹式登窯を用いて多くの唐津焼作品を世に送り出しました。その作風は古窯の趣を持つ質実なものでありながら、一種の艶だった趣があります。それは単に古唐津の再現にとどまらない、西岡小十独特の作品世界を形作るものです。そのため西岡小十の作品を愛好するファンも多く、死後の現在においてもその評価は上がり続けています。
このページの目次
2.西岡 小十という茶道具作家はどんな人物なのか
西岡小十は唐津焼を代表する陶工の一人であり、茶道具や香炉をはじめ食器や酒器に至るまで様々な作品を制作しています。古唐津の再現を志向したその品々は「用の美」をもつもので、日々の生活の中で使えば使うほど馴染んでくるような風合いがあります。また、絵斑唐津の再現は西村小十の業績として特筆すべきものの一つと言えるでしょう。強い火力では鉄絵が溶け出してしまうため、それまで誰もなしえなかった絵斑唐津の再現に成功しています。このように現代唐津の第一人者として、現在でも高い評価を得ています。
3.西岡 小十の経歴・歴史を知ろう
西岡小十は1917年に佐賀県に生まれました。陶芸家・陶磁器研究者であった小山富士夫の指導の下、1971年に小次郎窯を開窯します。初個展は1973年であり、陶工としては遅咲きのスタートと言えます。しかし、その前段階として古窯跡で多くの古唐津の陶片を蒐集していた事が西岡小一に古唐津の再現者としての地位を用意しました。1981年には絵斑唐津、1983年には梅花皮唐津と次々に古唐津の焼成焼復元に成功しています。一方でこのライフワークとも言える古唐津の再現にとどまらず、創意工夫をこらした自らの作品を制作し続けました。
4.西岡 小十の茶道具の代表作品はこちら
最も重要な点は西岡小十の真作であることです。銘入りか、また貫入がないなど陶器としての保存状態が良好か、また付属品の有無によっても査定額が変わってきます。
代表的な茶道具を査定するポイントとは- 西岡小十本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 箱書や印など真作である事が確認できるものがあるか
- 欠け・ひび・削れ・貫入などなく状態が良好であるか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
5.西岡 小十が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握
相場価格は真作であるか、真贋や保存状態によって大きく変動します。例えば、黒唐津の茶碗はネットオークションにて270,000円で落札されています。この作品は晩年に制作されたもので、状態もよく箱付きの作品でした。他にも、朝鮮唐津茶碗は170,000円で取引されています。付属品がすべてそろっている良作でした。
6.西岡 小十が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場
「唐津の神様」こと西岡小十の作品は古唐津の素朴かつ質実な風合いを備えながら、不思議な艶を感じさせる作風を持ちます。これはライフワークである古唐津の再現に取り組みながらも、自己の創意工夫を加えていった結果と言えます。その「用の美」を追求しつつ高い芸術性をも兼備した作品群は高い評価を受けています。
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