西村 道爺(にしむら どうや)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ
1.西村 道爺が制作した茶道具を売りたいお客様へ
西村道爺は、表千家7代である如心斎の時代に作品をつくっていたとされる釜師です。西村家は、初代が西村弥一郎、2代が西村道弥、3代が西村道也と続き、西村家の4代目が西村道爺です。子供がいなかったので家は途絶えてしまったのですが、その系譜は複数存在しています。また、一般的に西村家と言えば、千家出入の釜師であった西村道弥、西村道也、西村道爺の三人の系譜を指します。このページの目次
2.西村 道爺という茶道具作家はどんな人物なのか
西村道爺は代々、京釜をつくる西村家の4代目とされています。京都三条の釜座に住んで、釜師として活動をしていました。西村道爺の作品は、原叟が好んだとされる百佗釜、また如心斎が好んだとされる富士釜などがあります。釜肌は荒肌が中心で、落ち着いた印象の作品が多いことで知られています。3.西村 道爺の経歴・歴史を知ろう
西村道爺に関してですが、詳細な史料が残っていないため生まれた年などの略歴は不詳です。しかし、とても優秀で洗練された技術を持つ釜師であったことは、残存している作品の極書から大いに類推できます。本名を知義、通称が弥三右衛門で、俗称を「ててどうや」と言いました。4.西村 道爺の茶道具の代表作品はこちら
- 駒の図鶴首釜 鉄弦添
5.西村 道爺が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握
はじめに西村道爺の真作であるかが最も重要になります。銘入りか、保存状態は良好かも同じく重要です。また、付属品の有無によっても査定額が変動します。代表的な茶道具を査定するポイントとは
- 西村道爺本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名(銘)があるか
- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 素材は何でできているか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
6.西村 道爺が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場
相場価格は保存状態が良好か、またどの年代に手掛けられ、銘の有無によっても大きく変わってきます。例えば『阿弥陀堂釜』には97,000円の値がつきました。こちらはサイズが高さ22.2cm、胴径23.2cmで、釜鐶・布三枚が付属し、荒々しさが感じられる味わい深い作品でした。
また『岩肌七宝地紋姥口乳足鉄瓶』には59,555円の値がついています。こちらはサイズが高さ19.5cm、横12cm、奥行9.2cm、重さ840gで、肌触りが上質な一品でした。
7.西村 道爺が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説
西村道爺の作品の特徴は、代々受け継いだ西村家の伝統技法による厳然とした器体と、古色の荒肌を主としていることで知られています。その作風によって、表千家7代の妙心斎の心をつかみ、富士釜などを中心に多くの好み物をつくったとされています。また、6代・覚々斎原叟好んだとされる百佗釜なども高い評価を受けており、中古取引市場でも比較的高い値段で取引されています。伝統技法を受け継ぎ磨かれた確かな技術から真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。その他の茶道具について
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