西垣 宗興(にしがき そうこう)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.西垣 宗興が制作した茶道具を売りたいお客様へ

西垣宗興は昭和期に活躍した臨済宗の僧侶です。能書家として知られ、その禅林墨跡は高い評価を受けています。墨跡自体が修行の一環とされることから、僧侶には書をよくする者が多いです。それは禅宗においてもそうで、早くも日本における禅宗の成立期である鎌倉時代には既にその作品を見る事ができます。西垣宗興の書は雄渾さと繊細さが同居する作風が好まれ、茶掛として人気があります。

このページの目次

2.西垣 宗興という茶道具作家はどんな人物なのか

西垣宗興は昭和期に活躍した臨済宗の僧侶で、多くの書を世に残しています。「和敬静寂」「喫茶去」といった定番のものや四季折々に用いられる禅語を中心に、さまざまな言葉を自由闊達に書きました。茶会の際に茶室の床にかける茶掛は、主催者である亭主の茶会に望む思いがこめられているものです。西垣宗興の作品は雄弁にそれを語りながらも、饒舌に堕することもない絶妙なバランスを持っているものとされ、その評価は死後、現在に至っても上がり続けています。

3.西垣 宗興の経歴・歴史を知ろう

西垣宗興は1908年に岐阜県に生まれました。1918年に大徳寺真珠庵の南山和尚に付いて得度し、同寺にて修行を重ねます。大徳寺は一休宗純ゆかりの寺であり、その一休自身も墨跡として「偈頌」を残しています。墨跡を学ぶことは修行の一環とされ、西垣宗興もこれを学ぶ中で才能を開花させました。1935年には兵庫県にある大徳寺派の寺院である極楽寺の住職となり、以後も大徳寺派の宗会議員や法務部長等を歴任し、宗派において重きをなしています。そして1985年に78歳で死去しました。

4.西垣 宗興の茶道具の代表作品はこちら

最も重要な点は西垣宗興の真作であることです。銘入りか、料紙に焼けや虫食いなどがなく保存状態は良好かについても重要です。また、箱など付属品の有無によっても査定額が変わってきます。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 西垣宗興本人の作であるかどうか
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(料紙の汚れや焼けなどはないか)
  • 付属品は揃っているか

5.西垣 宗興が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

相場価格は西垣宗興の真作であるか、保存状態によっても大きく変動します。例えば、『画賛 利休居士像』という茶掛は1万円で落札されています。有名な茶人である千利休の肖像で、多少シミがありましたがこの値段がつきました。また、『山是山水是水』という作品もまた1万円で取引されています。サイズは本紙が横32.7cm、縦49cmで、総丈は横52cm、縦117.5cmでした。

6.西垣 宗興が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

臨済宗の高僧である西垣宗興は能書家として知られ、その雄渾な中に品格を保った墨跡は茶人達に愛されてきました。墨跡は多くの場合、書き手の個人的なパーソナリティーや題などが重視され、字の巧拙については余り問題とされないことが多いのですが、西垣宗興の書は禅語を用いる禅宗の高僧としての書であると同時に、いずれも書としての完成度が高い作品となっています。そんな西垣宗興の作品は真作で保存状態良ければ高額査定になる可能性が大いにあるでしょう。

その他の茶道具について