三輪 和彦(みわ かずひこ)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.三輪 和彦が制作した茶道具を売りたいお客様へ

三輪和彦は、山口県荻市出身で昭和から平成にかけて活躍している陶芸家です。白釉を惜しみなく施した独創的な作品である『白い夢』や、素材を限界まで厳しく追込み制作した『夢想の地』や『デッドエンド』などの作品で知られています。
アメリカ留学の経験を元にした作品づくりだけでなく、荻焼が本来持つ伝統的側面もベースにした制作も行っており、近年には個展を精力的に開くなどして活躍している作家です。

このページの目次

2.三輪 和彦という茶道具作家はどんな人物なのか

11代三輪休雪の三男として誕生した三輪和彦は、アメリカの大学に留学し、そこで現代アメリカ芸術などを学びます。帰国後は、三輪窯で作陶を始め、留学で得た知見をもとにして作品を生み出してきました。一方で、荻焼における伝統的な作品も制作しており、個展を数多く開くなどして、精力的に活動しています。

3.三輪 和彦の経歴・歴史を知ろう

三輪和彦は、1951年に山口県萩市に11代休雪の三男として生まれます。
中学生の頃に、東京国立近代美術館で開催された展覧会で米国陶芸家の作品に衝撃を受けたこときっかけに、1975年から約5年間サンフランシスコ・アートインスティテュートに留学し、現代アメリカ美術に関しての知識を深めます。帰国してからは、本格的に荻焼に関する修行に明け暮れ、数々の展覧会に作品を出品しました。その後、2006年に日本陶磁教会賞を受賞し、2012年には国際アカデミー会員となりました。

4.三輪 和彦の茶道具の代表作品はこちら

  • 白い夢
  • 月兎の盃

5.三輪 和彦が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

まず三輪和彦の真作であるかが重要です。保証書や鑑定書があればなお良いでしょう。
また、三輪和彦がどの年代に手がけた作品であるかも査定のポイントとなります。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 三輪和彦本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.三輪 和彦が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格はどの年代に作られたものか、保存状態は良好かによって大きく異なります。
例えば三輪和彦が手がけた『白い夢』には約10万円の値がつきました。こちらはサイズが高さ27.5cm、幅21cm、奥行21cmで、共箱・共布・栞が付属し、塗蓋にスレが見られますがコンディションは良好な品です。
また、ぐい呑である『淵淵盃』には約5万円の値がついています。こちらはサイズが口縁5.7cm、高さ6.5cmで共箱・共布・栞が付属し、見込み底の白釉が少し浮いている状態でした。

7.三輪 和彦が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

人間国宝として認定された11代三輪休雪の三男として誕生したのが三輪和彦です。数々の個展を開催し、多くの展覧会での受賞歴があります。名門である三輪窯の伝統を継承しつつも、独自の技法を取得し、その技術を惜しみなく作品に投影しました。茶碗という小世界にどれだけのスケール感を送り込めるかという部分に常に注力して創作活動をおこなうなど、自然美を表現した作風に定評があります。作品によって様々な世界をみせてくれる三輪和彦ですが、その確かな腕前から真作であり、かつ保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。

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