松田 権六(まつだ ごんろく)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.松田 権六が制作した茶道具を売りたいお客様へ

蒔絵師であった人間国宝の松田権六は、茶道具の棗や飾り箱などの作品を数多く残しています。
茶道具の他にも、御大礼の御剣、帝国議事堂御便殿、加えて豪華船の室内から、万年筆の軸や喫煙具のライターに至るまで、多方面にわたって漆芸制作活動を行いました。

このページの目次

2.松田 権六という茶道具作家はどんな人物なのか

松田権六は、金沢市生まれの漆芸作家で、芸術性の高い作品を制作し、漆芸家として最高峰を極めた人間国宝の蒔絵師です。
兄の孝作より漆技を習い、東京美術学校漆工科を卒業後は、金沢に伝わる五十嵐派の蒔絵技法や、当時東京で競っていた各流派の技法を会得しました。36年間の東京美術学校教授時代は、无形展、帝展、文展、日展、日本伝統工芸展など多くの展覧会に出品し、審査も務めています。
また、「うるしの神様」の異名を持ち、伝統工芸の復興に力を尽くし、漆工芸史に名を残す「漆聖」とも称えられました。

3.松田 権六の経歴・歴史を知ろう

7歳で蒔絵の修業を始め、石川県立工業学校漆工科、東京美術学校漆工科を経て1943年に東京美術学校教授に就任しました。1947年には日本芸術院会員、1955年に「蒔絵」重要無形文化財技術保持者および人間国宝に認定され、1962年から1966年まで日本工芸会理事長を務めました。1965年には、著書『うるしの話』で毎日出版文化賞を受賞し。1976年には文化勲章を受章しました。 1986年6月15日に死去しました。

4.松田 権六の茶道具の代表作品はこちら

  • 鶴蒔絵硯箱(1950年)
  • 有職文蒔絵螺鈿飾箱(1960年)

5.松田 権六が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

松田権六の作品はどれでも人気が高く、特に飾り箱や棗、お椀は高価で買取が可能です。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 松田権六本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 素材は何でできているか
  • 保存状態は良好か(カビやシミ、または破れ・破損がないかなど)
  • 茶碗を入れる共箱はあるか
  • 美術関連の雑誌や、本に掲載されているか

6.松田 権六が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

蒔絵師であった松田権六は、茶道具として使用する棗や飾り箱などの作品を数多く残しています。
とあるテレビ番組にて出品された松田権六作の平棗には、13,000,000円の値がつきました。
その他の松田権六作品もオークションサイトで450,000~800,000円の値がついている他、松田権六が制作した蒔絵の膳は、5客で600万円ほどの値段で購入されたという記録もあり、非常に高値で取引される傾向にあります。

7.松田 権六が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

生活用具として広く使用されている漆器ですが、蒔絵が施された茶道の道具などは美術品・骨董品のなかでも身近なものとして、特に人気が高いです。松田権六の蒔絵作品は茶道具にとどまらず、万年筆の軸や喫煙具のライターなどもあります。
長い年月家で眠っていたものや、保存状態に不安があっても、予想以上の価値がある場合もあります。買取を検討している場合は、査定を専門家に依頼されることをおすすめします。

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