増山 馨鉄(ますやま けいてつ)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.増山 馨鉄が制作した茶道具を売りたいお客様へ

増山馨鉄は、高岡銅器で有名な富山県高岡市の釜師です。高岡銅器は加賀藩2代藩主である前田利長が高岡城を築いた時に7人の鋳物師を招いたことにより発展したものです。その7人の鋳物師の末裔が増山馨鉄でした。増山馨鉄の作った茶道具は茶窯や鉄瓶が多く、主に鉄の素材ですので、買取の際は保存状態が重要になります。

このページの目次

2.増山 馨鉄という茶道具作家はどんな人物なのか

初代増山馨鉄は、加賀藩主である前田利長が招いた「高岡鋳物師7人衆」の末流として、日本における銅器生産額のおよそ95%を占めると言われている高岡銅器の発展に貢献した人物とされています。現在は2代が襲名し、新しいデザイン釜を発表するなど、日本工芸正会員としても活動しています。

3.増山 馨鉄の経歴・歴史を知ろう

初代増山馨鉄は1922年に富山県で生まれました。釜師である大阪の大国藤兵衛に師事し、茶窯や鉄瓶などを制作し技術を学びました。その後は文展商工展に入選するなど着実に実力を示していきました。現在は2代となっていて、日本伝統工芸展で入選を重ねるなど、現在は日本工芸正会員として活躍しています。

4.増山 馨鉄の茶道具の代表作品はこちら

  • 茶窯
  • 鉄瓶

5.増山 馨鉄が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

最も重要な点は、まず増山馨鉄の真作であることです。銘入りか、保存状態は良好かも続いて重要です。また箱も大事な要素で、作家本人の署名がある共箱や、鑑定人、あるいは親族などの書付がある識箱など、種類によって大きく査定額が変わっていきます。

代表的な茶道具を査定するポイントとは

  • 増山馨鉄本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.増山 馨鉄が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格は作品の状態が良好か、どの増山馨鉄によって手掛けられ、銘の有無によっても大きく変動します。また、図案や技法によっても金額が異なります。例えば『肩衝釜』には8,250円の値がつきました。こちらはサイズが高さ22cm、幅18.5cmで、共箱・共布・釜鐶が付属し、所々にサビが見られる状態でした。
また『万代茶釜』には3,000円の値がついています。こちらはサイズが直径20cm、高さ17.5cmで、共箱が付属し、状態は良好でした。

7.増山 馨鉄が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

鋳物界において数々の功績を残した大阪の大国藤兵衛に師事した初代増山馨鉄は、主に茶窯や鉄瓶を制作したことで知られていました。また、現在は2代目が受け継いでおり、日本伝統工芸展にて新たなデザインの茶窯を発表するなど、日本工芸会正会員としても精力的に活動しています。お持ちの作品が増山馨鉄の真作で、保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。

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