前田 竹房斎(まえだ ちくぼうさい)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ
1.前田 竹房斎が制作した茶道具を売りたいお客様へ
前田竹房斎は大阪の竹工芸家の名称で、2代まで続きました。初代は高級花籃の名手として知られ、その技術は息子である2代に受け継がれたとされています。2代は元々父に師事していましたが、兵役に就いた関係で、独学で竹工芸を極めたとされています。多くの公募展でも賞を重ねた後、重要無形文化財「竹工芸」の保持者として認定されました。
このページの目次
2.前田 竹房斎という茶道具作家はどんな人物なのか
初代前田竹房斎は竹材の本来の美を生かした表現方法を確立した作家として高い評価を得ており、人気も高い竹工芸家として認知されています。2代は、父親に劣らぬ技術と竹の特性を存分に生かすことで、現代生活に合った作品を制作し、主に花籃や盛器、茶箱などにその力を発揮したとされています。精密かつ個性あふれる作風は今もなお、多くの人を魅了しています。
3.前田 竹房斎の経歴・歴史を知ろう
初代前田竹房斎は1872年に大阪で生まれました。15歳前後で竹工を独学で学び、18歳を迎えた辺りで家庭を持ったとされています。大正期の後半には皇室等への献上品を数多く制作し、淡竹を用いた作品で高い評価を得ました。
2代は戦後に工芸の枠組みにとらわれない前衛的作品を制作し、多くの展覧会に出品して受賞を重ねました。また、鑑査委員を務めるなど伝統の継承と発展を目指すことに大きく寄与したとされています。1995年には重要無形文化財「竹工芸」保持者の認定を受けました。
4.前田 竹房斎の茶道具の代表作品はこちら
- 冠形釣花籃
- 亀甲編壷形花籃
- 天然竹耳付壷形花籃
5.前田 竹房斎が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握
最も重要な点は、まず前田竹房斎の真作であることです。どの前田竹房斎が手掛けた作品であるか、銘入りか、保存状態は良好かも続いて重要です。また、付属品の有無によっても査定額が変わってきます。
代表的な茶道具を査定するポイントとは
- 前田竹房斎本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名(銘)があるか
- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 素材は何でできているか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
6.前田 竹房斎が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場
相場価格は作品の状態が良好か、またどの前田竹房斎によって手掛けられ、銘の有無によっても大きく変動します。
例えば初代・前田竹房斎が手がけた『竹節提手竹縁縁煤竹編籠花入』には約19万円の値がつきました。こちらはサイズが外径25.5cm、高さ46.8cm、スレやアタリが見られる状態で、竹材の美しさを存分に生かした作品でした。
また、同じく初代・前田竹房斎が手がけた『竹根手花籃』には約18万円の値がついています。こちらはサイズ約27.5cm×26.8cm×51.7cm、共箱・在銘・おとし付属で、素材の特性を生かした一品でした。
7.前田 竹房斎が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説
初代前田竹房斎は竹本来の魅力を存分に生かした「堺手」の名工として知られていました。皇室などへの献上品を制作するなど、その評価は確かなものでした。また、2代は現代感覚あふれる作品づくりに努め、他の工芸分野も熱心に研究をすることで高度な技術を施し、自由で気品のある創作活動を行っていました。花籃や茶箱などの煎茶道具の制作においても、その自由な作風が反映されています。その高度に磨かれた技術から、真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。
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