小堀 遠州(こぼり まさかず)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ
1.小堀 遠州が制作した茶道具を売りたいお客様へ
小堀遠州は茶人としてだけでなく、様々な分野で活躍した芸術家として認知されています。古田織部から茶道について多くを学び、「綺麗さび」と呼ばれる茶道を作り上げ、それは遠州流として広く知れ渡っています。また、和歌や藤原定家の書を読んでいたこともあり、王朝文化の美意識を茶に取り入れたことでも知られています。近江小室藩主として高い地位にありながらも、類い稀なるセンスによって秀逸な作品を生み出していきました。
このページの目次
2.小堀 遠州という茶道具作家はどんな人物なのか
小堀遠州は近江小室藩主で、江戸初期に活躍した茶人です。幼いころから父より英才教育を受け、千利休や古田織部などに茶道を学び、その後徳川将軍家の茶人指南役となりました。生涯に400回もの茶会を開いたとされ、そこにはあらゆる階層の人たちが招かれ、訪れた数は2,000人にも及ぶとされています。また、「綺麗さび」と呼ばれる茶道を作り上げたことでも大変有名です。
3.小堀 遠州の経歴・歴史を知ろう
小堀遠州は1579年に近江国で生まれました。1585年に豊臣秀長が郡山城主となったため、その家臣である父と共に大和郡山に移りました。その秀長の死後、伏見に移り、そこで古田織部に茶道を習いました。そこで茶道における基礎を学んだとされています。秀吉が亡くなった後は、徳川家康に仕え、関ヶ原の戦いであげた実績が認められ、備中松山城を賜り、近江小室藩初代藩主として活躍しました。そして晩年になると茶の湯三昧の日々を過ごしたとされています。
4.小堀 遠州の茶道具の代表作品はこちら
- 慶長御尋書
5.小堀 遠州が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握
最も重要な点は、まず小堀遠州の真作であることです。銘入りか、保存状態は良好かも続いて重要です。また、付属品の有無によっても査定額が変わってきます。
代表的な茶道具を査定するポイントとは- 小堀遠州本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名(銘)があるか
- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 素材は何でできているか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
6.小堀 遠州が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場
相場価格は作品の状態が良好か、またどの年代に手掛けられ、銘の有無によっても大きく変動します。例えば『逆樋竹茶杓』には約10万円の値がつきました。こちらはサイズが長さ18cm、筒書有で、若干使用感が見られますがコンディションは良好な茶杓でした。
また『菊の露』には73,000円の値がついています。こちらはサイズが底部11.2cm×10.5cm、桐箱・仕覆があり、自然な亀裂や鎹直しがある状態で、味わい深さのある竹掛花入でした。
7.小堀 遠州が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説
小堀遠州は安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した大名であり、茶人・書家・建築家としても知られ、幅広い分野で作品を残しました。豊臣から徳川へと天下が移った厳しい時代を生き抜き、日本における美の系譜の再構築をはかることで新しい美意識を生んだとされる小堀遠州の功績は大きいと言われています。お持ちの品が小堀遠州の真作であり、保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。
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