小林 東五(こばやし とうご)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.小林 東五が制作した茶道具を売りたいお客様へ

陶芸家としての活躍が目覚ましい一方で、書家や篆刻家、漢詩人としての顔もある人物が小林東五です。数々の秀作をつくりだし、多くの陶芸ファンを魅了しています。近年は虎丘對州窯の制作指導に従事するなど常に第一線で活躍している陶芸家として認知されています。小林東五の作品は比較的高い値で買取となるケースが多く、今後も注目される人物の一人です。

このページの目次

2.小林 東五という茶道具作家はどんな人物なのか

小林東五は小林全鼎の息子であり、幼少のころから数々の名作に触れる機会が多かったとされています。陶芸だけでなく、書画・漢籍・篆刻など、多彩な分野で才能を持っていました。現在では李朝陶器を継承する第一人者として認知されています。小林東五が韓国へ渡った頃、李朝陶器は廃れていたのでその功績は非常に大きいとされています。

3.小林 東五の経歴・歴史を知ろう

小林東五は1935年に京都府で生まれます。1951年に父親から漢籍、書画、篆刻などを学びます。1973年には高麗陶磁の制作のため韓国に渡り、三嶋系統の再現に尽力します。1976年には、日韓文化交流の一環で韓国のソウルにて詩書、陶磁などの個展を開きました。その後も日本各地で精力的に個展を開催しましたが、古希になってからは体力的な面もあり、陶芸活動を引退されています。

4.小林 東五の茶道具の代表作品はこちら

  • 茶碗「勝虫」
  • 大井戸茶碗
  • 奥高麗 平杯「村雨」

5.小林 東五が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

最も重要な点は小林東五の真作であることです。銘入りか、保存状態は良好かも続いて重要です。また箱も大事な要素で、作家本人の署名がある共箱や、鑑定人、あるいは親族などの書付がある識箱など、種類によって大きく査定額が変わっていきます。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 小林東五本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 素材は何でできているか
  • 付属品はそろっているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.小林 東五が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格は作品の状態が良好か、どの年代に手掛けられ、銘の有無によっても大きく変動します。また、図案や技法によっても金額が異なります。例えば『井戸茶碗』には約26万円の値がつきました。こちらはサイズが径15.0cm、高さ7.1cm、共箱・共布・栞付きで、小林東五の独特な作風が顕著に表れた作品でした。
また『粉引茶碗』には約20万円の値がついています。こちらはサイズが6.3cm、幅16.1cmで、共箱・栞が付属し、無傷の状態で、透明感がありながらも味わい深い一品でした。

7.小林 東五が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

小林東五は、李朝陶器に魅了され研究を重ねることによって、韓国でも廃れかけていた李朝陶器を継承する人物として活躍しました。対馬に窯を築き、そこで制作する井戸茶碗が特に高い評価を受けております。小林東五は古雅な趣がありながらも、自由な発想による独自の表現により、唯一無二な世界観を構築しています。その洗練された確かな技術から、真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。

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