清水 六兵衛(きよみず ろくべえ)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.清水 六兵衛が制作した茶道具を売りたいお客様へ

清水六兵衛は江戸時代中期以来250年の歴史を持つの清水焼陶工の名跡です。初代が六兵衛窯を開窯して以来、京焼の本流として多くの名品を世に出して来ました。8代目となる当代は伝統を受け継ぎながらも現代的な独自の作品を生み出しています。特に重厚な作風を持つ6代の作品が現在でも人気が高く、多くの愛好家が存在します。

このページの目次

2.清水 六兵衛という茶道具作家はどんな人物なのか

清水六兵衛は清水焼の陶工における名跡の一つであり、250年余りの伝統を持ちます。初代は清水焼の海老屋清兵衛に師事、独立後は茶器の制作をよく行いました。その作品は妙法院宮眞仁法親王や円山応挙など文人墨客らと交わりました。また竹内栖鳳・山本春擧などに師事して日本画を修めた6代は装飾的な技法を得意としながらも、重厚さを失わない作風を持ち、1962年に日本芸術院会員に任命されるなど京都陶芸界の重鎮として活躍しました。

3.清水 六兵衛の経歴・歴史を知ろう

6代清水六兵衞は5代の長男として1901年に京都に生まれました。京都市立美術工芸学校および京都市立絵画専門学校において日本画を修め、また父より製陶全般について学びました。早くからその作品は日展において高く評価され、昭和期の陶芸界を牽引する存在となりました。三彩、玄窯、銹泑、古稀彩などによる色彩の豊かさと、伝統に裏付けられた重厚さは6代の作品を特徴づけるものです。後進の指導にあたるなど晩年にいたるまで精力的に活動を続けましたが、1980年に東京で開催された清水六兵衛の歴代展の挨拶中に倒れ、帰らぬ人となりました。

4.清水 六兵衛の茶道具の代表作品はこちら

  • 青華松鶴花瓶(1895年)
  • 白磁彫紋中蕪形花瓶(1891年)
  • 青華黄色龍紋花瓶(1891年)
  • 旭彩山桜花瓶(1905年)
  • 飛青磁大花瓶(1913年)

5.清水 六兵衛が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

清水六兵衛の真作であることは言うまでもありませんが、何代の作品であるのか、またそれぞれ異なる印がはいっているのか、また貫入がないなど陶器としての保存状態が良好かなどによって査定額が大きく変化します。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 清水六兵衛の真作であるか
  • 箱書や印など真作である事が確認できるものがあるか
  • 欠け・ひび・削れ・貫入などなく状態が良好であるか
  • 共箱・共布など付属品は揃っているか

6.清水 六兵衛が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格は作者が何代の清水六兵衛であるか、また真贋や保存状態によって大きく変動します。特に人気があるのは6代目の作品で、古稀彩の若松茶碗は211,000円という高値で取引されています。共箱などの付属品がすべてそろっている状態で、柚子色と金色の色彩のコントラストが美しい作品でした。他にも、同じく6代目の青華花文の涼炉は156,000円で取引されていたり、赤絵のぐい吞が120,000円で取引されていたりと、多くの作品が高値で取引されています。

7.清水 六兵衛が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

清水焼陶工の名跡である清水六兵衛家はその歴代が創意工夫を重ね、京焼の伝統を守りながらも個々に独自の美を追求しました。特に6代は装飾的な技法と重厚さとの融合に成功し、今でも多くの愛好家を持っています。また当代の現代的な作品も美術品として高い価値を認められています。歴代いずれの作品においても、その芸術性の高さから真作で保存状態の良いものは高額査定となる可能性があります。

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