川瀬 竹春(かわせ ちくしゅん)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ
1.川瀬 竹春が制作した茶道具を売りたいお客様へ
川瀬竹春は岐阜県出身の陶芸家で、現在は2代目となっています。初代は70年もの陶歴の中で数多くの褒章や表彰を受けています。また、1955年には無形文化財の記録作家にもなりました。2代は、初代が得意としていた技術を継承したとされています。優雅でかつ絢爛な作品は初代とは異なるテイストであり、精力的に作品を制作しました。
このページの目次
2.川瀬 竹春という茶道具作家はどんな人物なのか
初代川瀬竹春は研究熱心でもあり、特に古陶磁器の研究に取り組んだことで陶芸文化の新興に貢献した人物として高く評価されています。主に中国古陶磁の祥端や赤絵、金襴手の研究を積み、作陶に生かしました。2代は初代の技を継承しつつも、金襴手、豆彩、釉裏紅、染付などを駆使し独自の作品を発表しました。
3.川瀬 竹春の経歴・歴史を知ろう
初代川瀬竹春は1894年に岐阜県福束村里で生まれました。1907年に愛知県瀬戸にて陶芸修行を開始します。1910年に京都に移り作陶をし、1919年には独立を果たします。特に中国陶器や赤絵、祥瑞を研究したとされています。1966年には紫綬褒章を受章し、1970年には勲四等瑞宝章を受章します。1979年に「竹春」を長男である純一に譲り、「竹翁」と号しました。
4.川瀬 竹春の茶道具の代表作品はこちら
- 赤絵獅子五角香炉
- 染付砂金袋花入
- 赤絵金襴手菓子鉢
- 赤絵呉州金福之字菓子鉢
- 祥瑞筋甲香合
5.川瀬 竹春が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握
まずは川瀬竹春の真作であることが大事なポイントです。在銘であるか、コンディションは良好かも重要になります。また箱も大事な要素の一つで、作家本人の署名がある共箱や、鑑定人、あるいは親族などの書付がある識箱など、種類によって大きく査定額が変わっていきます。
代表的な茶道具を査定するポイントとは- 川瀬竹春本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名(銘)があるか
- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 素材は何でできているか
- 付属品はそろっているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
6.川瀬 竹春が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場
相場価格は作品の状態が良好か、どの年代に手掛けられ、銘の有無によっても大きく変動します。また、図案や技法によっても金額が異なります。例えば、初代川瀬竹春が手がけた『祥瑞瓢形酒次』には約12万円の値がつきました。こちらはサイズが高さ19.9cm、幅9.2cm、共箱が付属し、無傷の状態で、優美な造形が見事な作品でした。
また『祥瑞雲鶴手桶水指』には97,000円の値がついています。こちらはサイズが高さ23.3cm、幅21.2cm、共箱・共布が付属し、鮮やかなコバルトが印象的な作品でした。
7.川瀬 竹春が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説
初代川瀬竹春は一流な職人気質の性格から、発注者の要望に応えられないこともあり、当時の陶工としては異色の扱いを受けていました。しかし、古染付、天啓赤絵などの中国明時代の磁器を独自に研究し、「写しの名手」として活躍した実績は確かなものです。2代は初代の技術を継承しながらも、青白磁や瑠璃金彩などを駆使して独自の作品を発表しました。その磨き上げられた独自の技術から、真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。
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