加藤 幸兵衛(かとう こうべえ)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ
1.加藤 幸兵衛が制作した茶道具を売りたいお客様へ
加藤幸兵衛は優れた美濃焼を生み出す陶芸家です。その名は窯を守る当主に代々踏襲されるもので、現在は7代目になります。当代加藤幸兵衛は華やかで異国情緒溢れる作品を制作し、美濃焼の可能性を広げてきました。その実力は、国内はもちろん、海外でも認められるものとなっています。
このページの目次
2.加藤 幸兵衛という茶道具作家はどんな人物なのか
加藤幸兵衛は美濃焼を手掛ける陶芸家です。この名は初代が江戸時代に築いたとされる幸兵衛窯を守る者に代々受け継がれるものであり、当代は7代目になります。歴代の加藤幸兵衛は、伝統と斬新さを持ち合わせた芸術的な作品を生み出すことで定評があります。特に7代目加藤幸兵衛の作品は華やかな文様と豊かな色彩を作風としており、ペルシア陶技を用いた異国感のある陶器を数多く制作しています。美濃焼の枠を越えた美しい作品の数々は、陶芸展でも高く評価されています。
3.加藤 幸兵衛の経歴・歴史を知ろう
加藤幸兵衛は人間国宝である父加藤卓男の長男として、幸兵衛窯を家業とする家庭に誕生しました。幼い頃から陶芸に親しんできた加藤は、1968年に京都市立美術大学を卒業し、その年に朝日工芸展にて最高賞を受賞します。その後も数々の賞を受賞し、個展も積極的に開催、国内外で評価されるようになりました。そして、1995年に7代目加藤幸兵衛を襲名、幸兵衛窯の当主となります。その後は、ロシアやオーストリア、イランなど海外でも個展を開き、2014年に外務大臣表彰を、2016年に地域文化功労者表彰を受けました。現在では多治見市の重要無形文化財保持者として認定され、工芸家連盟の顧問や美術館の館長を務めるなど幅広く活動しています。
4.加藤 幸兵衛の茶道具の代表作品はこちら
- 銹彩点綴文六方器(2017年)
- むらさき銹彩点綴文狛犬香炉(2018年)
- 銹彩条痕器(2018年)
5.加藤 幸兵衛が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握
加藤幸兵衛の買取査定において第一に重要視されるポイントは、その作品が真作であるかどうかという点になります。それを見分けるためには作品や箱の銘や箱書き、栞などが必要となるため、これらの有無もポイントになります。加えて、加藤の作風がよく現れているなど作品の出来が優れていることや状態が良いこと、箱や共布などの付属品が揃っていることなども査定の対象となります。
代表的な茶道具を査定するポイントとは- 真作であること(銘や栞などがあること)
- 作品の出来が優れていること
- 状態が良いこと
- 付属品が揃っていること(箱や共布、栞など)
6.加藤 幸兵衛が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場
加藤幸兵衛の作品は数千円から数万円で取引されるものが多く見られます。例えば、『飛翔』と名付けられた色鮮やかな壺作品には、84,000円の値が付きました。これは径約15.8cm、高さ約29.8cmの作品で、付属品有りの状態が良いお品でした。また、『赤地金襴麒麟文仙盞瓶』という状態の良い瓶作品は、71,000円で取引されました。こちらは径約18.5cm,高さ約34.5cmの作品でした。
7.加藤 幸兵衛が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説
加藤幸兵衛は江戸時代に築かれた幸兵衛窯を守る者に踏襲される名前で、当代は7代目であり、華やかな美濃焼を手掛けています。加藤の作品は色鮮やかで異国感漂うのが特徴で、その高い腕前により多治見の重要無形文化財保持者に認定されています。また、加藤幸兵衛は海外での個展活動を積極的に行っており、工芸界の活動にも広く携わっています。加藤幸兵衛の作品は取引価格に幅がありますが、数万円の値が付くものが多く、特に出来や状態が優れたものにはより高値の査定が付く可能性もあります。
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