鹿島 一谷(かしま いっこく)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.鹿島 一谷が制作した茶道具を売りたいお客様へ

鹿島一谷は重要無形文化財「彫金」保持者に認定された金工家です。祖父や父から学んだ後は、関口一也・真也父子に師事したこともあり、独立してから数多くの作品を出品しました。鉄や銅合金などの金属表面に、布目状の筋を彫った後その部分に他の金属を入れ込む技法を用いる、布目象嵌技法を使う作家として知られています。

このページの目次

2.鹿島 一谷という茶道具作家はどんな人物なのか

鹿島一谷は東京都出身の金工家です。布目象嵌という技法で作品をつくる彫金家の息子として育ち、鹿島一谷自身も父と祖父からその技法について学びました。第10回帝国美術院展覧会での初入選を皮切りに、数々の作品をつくり続けると同時に受賞も重ねていき、81歳の時には人間国宝に認定されました。

3.鹿島 一谷の経歴・歴史を知ろう

鹿島一谷は1898年に代々金工に携わる家系に生まれます。父と祖父からは布目象嵌、関口一也、関口真也父子に彫金を学ぶなどして20歳の頃に独立します。1929年に帝展にて『焔文様金具』を出品し初入選を果たすと、それ以降も新文展、日展、伝統工芸展に多くの作品を出品しました。宮内庁からの要請で『菊菱地柳鷺紋飾壺』を制作し、また、唐招提寺国宝である『金亀舎利塔』や山形県若松寺重要文化財『金銅観音像懸仏』の保存、修理に関わりました。

4.鹿島 一谷の茶道具の代表作品はこちら

  • 露草布目象嵌水指
  • 銀地布目象嵌秋の譜水指
  • 金工水牛文花器

5.鹿島 一谷が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

まず大前提として鹿島一谷の真作であるかが重要です。また、銘入りかどうか保存状態は良好かも重要なポイントになります。また鹿島一谷がどの年代に手がけた作品かによっても大きく査定額が変わってきます。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 鹿島一谷本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.鹿島 一谷が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格は保存状態が良好であるかどうか、またどの年代に手掛けられたかによって大きく変動します。例えば『布目象嵌水指』には19万円の値がつきました。こちらはサイズが約14.6cm×15.5cm×15.5cm、重さ約1079gで風合が見事な一品でした。また、共箱・共布付きで、目立つダメージもなく状態は良好でした。
また『金縄線文象嵌鋳金香爐』には91,001円の値がついています。こちらはサイズが幅9.0cm、奥行9.0cm、高さ11.5cm、重さ824.5gで、共箱があり、経年による多少の汚れは見られますが概ね良好な状態でした。

7.鹿島 一谷が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

鹿島一谷は東京生まれの金工家です。細かい絵文様による現代的な感性を、花瓶や花器、香炉といった幅広い種類の造形物に落とし込んだ作家として知られています。人間国宝にも認定されるなど、新たな手法はもちろんのこと、上質で伝統的な技法を用いることもありました。その洗練された確かな技術から、真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。

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