板谷 波山(いたや はざん)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.板谷 波山が制作した茶道具を売りたいお客様へ

明治から昭和にかけて数々の作品を生み出すだけにととまらず、日本の陶芸界に大きな影響を与えた作家が板谷波山です。日本の近代陶芸の開拓者として知られ、数多くの功績から文化勲章を受章しています。板谷波山がいなければ、現在の陶芸界は非常に寂しいものになっていたのではないかと言われるほどその存在は凄まじいものがあり、作品自体の人気も高いとされています。

このページの目次

2.板谷 波山という茶道具作家はどんな人物なのか

板谷波山の作品はシャープでありながら格調高く、薄彫の文様に色を挿した彩磁や半透明の釉を施す葆光彩磁が有名です。また、絵付けにおいては従来の色絵磁器とは異なった絶妙な色調や幻想的な表現が特徴とされています。その他にも板谷波山がテーマとなった映画『HAZAN』が制作され2014年に公開されるなど、現在において注目度も高い作家です。

3.板谷 波山の経歴・歴史を知ろう

板谷波山は1872年に茨城県真壁郡下館町で醤油醸造業を営む家庭に生まれました。東京美術大学の陶芸科を希望していたのですが、当時陶芸科は創設されていなかったため、彫刻科へと進み、岡倉天心や高村光雲に学びました。東京美術大学卒業後は金沢の石川県工業高校に彫刻家教諭を務め、彫刻科が廃止されたことをきっかけに陶磁科の担当となり、そこから本格的に陶磁器の研究を始めました。1908年の日本美術協会展での受賞以来、数々の賞を受賞するようになり、第二次世界大戦後には陶芸家として始めての文化勲章を受賞するなど、活躍を見せました。

4.板谷 波山の茶道具の代表作品はこちら

  • 彩磁草花文花瓶
  • 葆光彩磁珍果文花瓶
  • 彩磁禽果文花瓶
  • 氷裂磁瑞果文花瓶
  • 彩磁葡萄文花瓶
  • 葆光彩磁花卉文壷

5.板谷 波山が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

まず初めに板谷波山の真作かどうかが重要になります。どの年代に手掛けているか、在銘か、コンディションは良好かも続いて重要な要素です。また、付属品の種類によっても査定額が変動します。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 在銘かどうか
  • コンディションは良好か(欠けなどはないか)
  • 付属品は残っているか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 素材は何でできているか
  • 人気の作品かどうか
  • 真作かどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)

6.板谷 波山が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

取引相場価格は作品のコンディションが良好か、在銘かによって大きく変動します。例えば『蛋殻磁香炉』には約360万円の値がつきました。こちらはサイズが直径13cm、高さ9.3cm、共火舎・共箱・二重箱が付属し、無傷完品で、大きな器体に施された菊花形の精巧な鎬文が美しい一品でした。また『氷華磁香炉』には約350万円の値がついています。こちらはサイズが直径9.6cm、高さ10.2cm、共箱・溜塗外箱が付属し、無傷完品で、端正な形体にこの上ない気品が感じられる一品でした。

7.板谷 波山が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

板谷波山の作品はシャープで格調高く、薄彫の文様に色を挿した彩磁や半透明の釉を施す葆光彩磁が良く知られています。また絵付けにおいては従来の色絵磁器とは異なった絶妙なトーンや幻想的な表現が特徴的と言われています。日本の陶芸界に多大なる影響を及ぼしたとされる板谷波山の作品の真作をお持ちで、コンディションが良好であるならば高額査定が期待できます。

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