伊勢崎 淳(いせざき じゅん)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.伊勢崎 淳が制作した茶道具を売りたいお客様へ

伊勢崎淳は2004年に備前焼の陶芸家としては5人目である重要無形文化財保持者『人間国宝』に認定された人物です。
備前焼は釉薬を使用せず2週間ほどかけてじっくり焼き締めるという昔ながらの製法がありますが、近年の伊勢崎 淳は備前焼の特徴である窯変と黒釉を使った独自の作品づくりを展開しています。

このページの目次

2.伊勢崎 淳という茶道具作家はどんな人物なのか

伊勢崎淳は幼少期から備前焼の人間国宝である父、伊勢崎陽山から陶芸の技術を学んでいましたが、本格的に陶芸を始めたのは大学を卒業した後です。
彫刻的な作陶や近代オブジェ陶にも高い意欲を示し、備前焼に彫塑的な技法を取り入れています。伝統の中にも新しいものを取り入れて独自に進化させていくのが伊勢崎 淳の持ち味なのです。

3.伊勢崎 淳の経歴・歴史を知ろう

陶芸家である伊勢崎陽山の次男として、伊勢崎淳は岡山県備前市伊部に生まれました。本格的な作陶生活に入るのは岡山大学教育学部特設美術科を卒業してからとなります。
1966年に日本工芸会正会員になり、1978~98年の間は岡山大学教育学部特設美術科講師として勤めました。
1988年には日本工芸会理事に就任、岡山県重要無形文化財に認定され、2004年には備前焼としては5人目の重要無形文化財保持者に認定されたのです。

4.伊勢崎 淳の茶道具の代表作品はこちら

  • 備前黒角皿
  • 備前壷
  • 風雪
  • 備前黒花器

5.伊勢崎 淳が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

伊勢崎淳の真作であるかが重要となります。また、未使用品であるかどうか、保存状態により買取価格が変動します。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか、箱が残っているかなど)
  • 素材は何でできているか
  • 火襷(緋襷)などの発色は良いか

6.伊勢崎 淳が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

伊勢崎淳の作品は4,000円で取引されている作品から1200,000円を超える値がつく作品までさまざまとなっています。
例えば、最近窯出しされたばかりの『備前黒徳利』は300,000円の値が付きました。黒備前半身に窯内の自然釉が降りかかり白窯変を発生させた背後から黄胡麻が激しく吹き付け、相反する黒と白の間に綺麗なグラデーションを形成させている逸品です。サイズは径9.8cm×高さ14.1cmで、容量は約490cc、共箱があり新品のものでした。
同じく最近窯出しされたばかりの『備前引出黒酒呑』は150,000円の値が付きました。引出黒はその製造法からして一窯で数点しか作れない希少なものとなっています。サイズは直径6.8cm×6.5cm×高さ7.3cmで、共箱ありの新品のものです。

7.伊勢崎 淳が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

胡麻や緋襷が綺麗に出ている作品や、希少性のある引出黒は高価買取の対象になるでしょう。齢80を過ぎてなお独創的に進化し続ける伊勢崎淳の挑戦はとどまることを知りません。備前焼という枠に囚われない斬新な技法を盛り込んだ彼の今後の新作も、高値で取引きされる可能性は大いにあるのです。

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