井上 萬二(いのうえ まんじ)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ
1.井上 萬二が制作した茶道具を売りたいお客様へ
井上萬二は佐賀県出身の陶芸家であり、重要無形文化財「白磁」の保持者に認定されている人物です。認定された後もその功績に甘んじることなく、シンプルな白磁を展開し独自の有田焼作品をつくり続けています。白磁はごまかしのきかない白一色の器であるので、高い技術力がないと作品として美しいものにはならないとされています。そういった意味では井上萬二の技術力や感覚というのは類い稀なる努力や感性によって養われたと言えます。
このページの目次
2.井上 萬二という茶道具作家はどんな人物なのか
井上萬二の作品は純白の色により圧倒的存在感を放っています。また、モダンかつシャープであり、その佇まいは時代を超越しているように感じられます。特に12代酒井田柿右衛門に師事して学んだ轆轤技術は神業の領域にあるとされています。また日本工芸会参与や有田陶芸協会顧問を務めており、それ以外にも後進の指導に熱心に取り組んでいます。
3.井上 萬二の経歴・歴史を知ろう
井上萬二は1929年に佐賀県で生まれます。生家は窯元であったので、陶芸家になることは自然なルートでした。しかし、陶芸家よりも軍人を志し、15歳で海軍飛行予科練習生になります。その後父親の勧めで酒井田柿右衛門のもとで働きます。その中で奥川忠右衛門と運命的な出会いがあり、弟子入りしてろくろや白磁の基礎を学びました。その後も研究を重ね、伝統的な白磁制作の技法を極めていきます。ペンシルバニア州立大学での講師の役目を終えた後も、国内外での活動を継続しながら、後進の指導も熱心に行い、その教え子はアメリカにも150人以上いるとされています。
4.井上 萬二の茶道具の代表作品はこちら
- 白磁茶碗
- 白磁緑釉牡丹彫文碗皿
- 白磁花形花器
- 白磁緑釉牡丹彫文壷
5.井上 萬二が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握
最も重要な点は、井上萬二の真作であることです。どの年代に手掛けているか、銘はあるか、保存状態は良好かも続いて重要です。また、付属品の有無によっても査定額が変動します。
代表的な茶道具を査定するポイントとは- 井上萬二の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の銘があるか
- 保存状態は良いか(欠けなどはないか)
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
- 素材は何によってできているか
6.井上 萬二が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場
取引相場価格は作品の保存状態が良いか、在銘であるかどうかによって大きく異なります。例えば『青白磁蝶彫文花瓶』には約20万円の値がつきました。こちらはサイズが幅32.1cm、高さ25.5cm、共箱・共布・栞が付属し、コンディションは良好で、蝶文が爽やかに感じられる作品でした。また『白磁彫文花瓶』には約16万円の値がついています。こちらはサイズが高さ42.4cm、径25.6cm、共箱が付属し、状態は良好で、白磁の透き通る美しさが見事な作品でした。
7.井上 萬二が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説
井上萬二は華やかさのある絵付けが中心とされる有田焼の中で、シンプルな白磁に熱心に取り組み、オリジナルの有田焼を作り続けています。それ以外にも、ろくろの名手とされ、そのフォルムの美しさは思わず見とれるほどであると言います。重要無形文化財「白磁」の保持者として認定された後も、その地位に甘んじることなく、新しい試みによって作品を作り続けています。現在においても注目すべき作家である井上萬二の作品をお持ちであり、真作でコンディションが良好ならば高値で買取される可能性があります。
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