早川 尚古斎(はやかわ しょうこさい)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ
1.早川 尚古斎が制作した茶道具を売りたいお客様へ
早川尚古斎は江戸時代から平成まで続く大阪出身の竹工芸家の名称です。伝統的な竹工芸技法は親から子へ脈々と受け継がれていて、当代は5代目となります。その作風は竹割10年と言われるほどに非常に高度な技術力を要し、数々の作品を残してきました。特に、人間国宝に認定された5代早川尚古斎が考案した技法を用いた作品は欧米のコレクターの間でも人気が高いとされています。
このページの目次
2.早川 尚古斎という茶道具作家はどんな人物なのか
早川尚古斎は大阪で生まれた竹工芸家の名称で、現在は5代目となっております。5代は代々伝わる編技法と組技法を使い分けることによって作品の制作を行っています。また、切込透文様という竹材を部分的に切り込むことで文様を生み出すという5代独自の技法を用いた作品が非常に高い評価を受けました。その他にも、日本の文化を海外に発信する活動を行っており、イギリスの大英博物館では展覧会を、アメリカでは個展を開きました。
3.早川 尚古斎の経歴・歴史を知ろう
5代早川尚古斎は1932年に大阪で生まれます。19歳の時に京都府立立山譲高等学校を卒業し、父である4代早川尚古斎のもとで修業します。そこで早川家代々に伝わる鎧組、そろばん粒形花籃、興福寺形牡丹籃の形を習いました。その後独立し、33歳の時に大阪三越にて個展を初めて開催し、翌年には日本伝統工芸展にて初入選を果たしました。その後も日本各地で個展を開催し、鑑査委員なども務めるなどして1992年に京都府指定無形文化財「竹工芸」保持者に認定されます。そして2003年には人間国宝にも認定されました。
4.早川 尚古斎の茶道具の代表作品はこちら
- 透文様盛物籃
- 白竹氷裂編花籃
- 輪違縁壷式提梁花籃
5.早川 尚古斎が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握
最も重要な点は早川尚古斎の真作であることです。どの早川尚古斎が手掛けているか、銘入りか、保存状態は良好かも続いて重要です。また、付属品の有無によっても査定額が変わってきます。
代表的な茶道具を査定するポイントとは
- 早川尚古斎本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名(銘)があるか
- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 素材は何でできているか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
6.早川 尚古斎が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場
相場価格は作品の状態が良好か、またどの早川尚古斎によって手掛けられているか、銘の有無によっても大きく変動します。例えば5代早川尚古斎が手がけた『鳳尾竹盛花籃』には約47万円の値がつきました。こちらはサイズ約29.5cm×25.9cm×15cm、共箱・在銘・おとしが付属し、竹の持つ生命力を生かした作品でした。
また3代早川尚古斎が手がけた『煤竹怪魚彫茶合』には約16万円の値がついています。こちらはサイズが約13cm×4.5cm×2.1cmで厚み0.3cm、共箱・在銘で、へこみとうっすらと筋がある状態の一品でした。
7.早川 尚古斎が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説
早川家に代々伝わるとされるそろばん粒形花籃、興福寺形牡丹花籃、鎧組花籃の3つは5代まで受け継がれ、重要無形文化財として認定されるなど、高い評価を得てきた人物が早川尚古斎です。特に5代はその伝統的なスタイルを踏襲しつつも、創意を加えた組技法を用いた作品制作を続け、高い評価を得ています。また、清楚でありながらも重厚感あふれる作品は今もなお多くの人を魅了しています。人間国宝にも選ばれる確かな技術から、真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。
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