圓能斎(えんのうさい)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.圓能斎が制作した茶道具を売りたいお客様へ

圓能斎は現代茶道への道筋をつけた人物です。若いころは苦労も多かったのですが、後に多くの実力者から支援してもらう様になり、新たな取り組みを展開し現代裏千家の基盤を構築しました。苦しい時期の中でも絶えず作品を作り続けたために好み物は多く、そのどれもが裏千家らしいテイストのものばかりとなっております。

このページの目次

2.圓能斎という茶道具作家はどんな人物なのか

圓能斎は1896年から6年にわたって東京に移住し協力者を求め、京都に戻ってからも教本の出版や機関誌「今日庵月報」の発行を行い一般への茶道の普及に努めたとされています。また女学校教育の中に茶道を取り入れるなど、男性主体であった茶道に新しい風を吹き込みました。その他に、三友式の創始や、流し点、大円点の復興などに尽力しました。

3.圓能斎の経歴・歴史を知ろう

圓能斎は1872年に裏千家12代直叟玄室の長男として生まれました。直叟玄室が周囲からの風当たりが強いのが原因で早くに隠居したために、圓能斎は家督を13歳で継ぎます。その後多くの実力者からの支援を受け、現在の茶道へ通じる道筋を作り、裏千家の隆盛の礎を築いたとされています。

4.圓能斎の茶道具の代表作品はこちら

  • 茶碗
  • 茶杓

5.圓能斎が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

最も注目すべき点は圓能斎の真作であるかどうかです。どの年代に手掛けているか、銘はあるか、保存状態は良いかも続いて重要な要素です。また、付属品の有無によっても査定額が異なります。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 圓能斎の真作かどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 在銘であるか
  • 状態は良いか(欠けなどはないか)
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
  • 素材は何でできているか

6.圓能斎が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

取引相場価格は作品の保存状態が良好か、在銘であるかによって大きく変動します。圓能斎は茶碗や茶杓などを自作していたことで知られていますが、現在において市場流通量は少ないとされています。そのため作品の稀少性は高いと言えるでしょう。例えば『茶掛』には12,001円の値がつきました。こちらはサイズが高さ125cm、幅80cm、シミやシワが見られる状態で、豪快な筆跡が魅力的な一品でした。茶碗や茶杓であれば、その希少性から高価買取が期待できるでしょう。

7.圓能斎が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

圓能斎は若くして家元を継承し、東京での普及活動に勤しみました。従来は主に男性のものとされていた茶の湯を、一般の女性が学べるようにと、女学校教育の中に取り入れました。また茶碗や茶杓を自作し、裏千家11代精中宗室が確立した独特な好みの方向性を、茶道全般に見られるように普遍化させました。圓能斎の作品は希少なので、もしお持ちの場合は査定してもらうのが良いでしょう。

その他の茶道具について