バーナード・リーチの茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.バーナード・リーチが制作した茶道具を売りたいお客様へ

日本の陶芸家に多大なる影響を与えたイギリス人陶芸家といえばバーナード・リーチが有名でしょう。
東洋陶磁と西洋陶磁の技術を融合させた彼の作品には、日本だけではなく世界も注目しました。西洋の伝統的技法である化粧土を使った「スリップウェア」と、布志名焼伝統の「黄釉」が醸し出す温かみのある作品は陶芸好きを唸らせる魅力があるのです。

このページの目次

2.バーナード・リーチという茶道具作家はどんな人物なのか

バーナード・リーチは6代尾形乾山に師事し東洋陶磁の技術を学んだだけではなく、スリップウェアや塩釉の西洋陶磁の技法を研究しました。
陶芸だけでなくデッサン・エッチング・木工作品などを生み出したバーナード・リーチはインスピレーションに満ちあふれた工芸家とも言えるのです。
1940年にイギリスで出版した『A Potter’s Book』はリーチの芸術家・職人としての哲学・技術・思想を表明した本であり、イギリスで芸術的価値が低いとみなされていた陶芸の価値が見直されるきっかけの一つになりました。

3.バーナード・リーチの経歴・歴史を知ろう

バーナード・リーチは1887年の香港にて、植民地官僚でイギリス人の父親とイギリス人の母親の間に生まれました。母が出産で死去したため、日本にいた母方の祖母に引き取られます。一度イギリスに戻り、ロンドンのスレード美術学校に入学、そこで知り合った高村光太郎の影響で再び日本を訪れます。
柳宗悦・浜田庄司・河井寛次郎らと親交を重ね、1920年にイギリスのセント・アイヴスに戻り、1922年に「リーチ・ポタリー」という窯を開きました。
その後1972年まで創作を続け、1979年にその生涯に幕を閉じました。

4.バーナード・リーチの茶道具の代表作品はこちら

  • 鉄絵鉢
  • 黒釉扁壺
  • 青磁花生
  • 楽焼駆兎文皿
  • ガレナ釉筒描山羊文皿

5.バーナード・リーチが制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

バーナード・リーチの真作であるかが重要となります。また、保存状態も買取価格に大きく影響します。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • バーナード・リーチ本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 作者の銘とセント・アイヴスの窯印があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか、箱が残っているかなど)
  • 素材は何でできているか

6.バーナード・リーチが制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

バーナード・リーチの作品は1,000円のものから1000,000円近い値がついた作品もあり、価格帯の幅が広いです。
1964年にセント・アイヴス窯で焼かれた草花模様の壷は900,000円もの値がつきました。
本作は重厚感のある鉄砂釉と蝋抜き手法、丸みを帯びたフォームが上手に溶け込んでリーチらしい温かみのある作品となっています。高さ18.2cm × 径19.6cm、共箱・在銘・箱書きあり、経年による変色・擦れがあります。
1958年作の『灰釉櫛描花瓶』は兵庫陶芸美術館に所蔵されている姉妹作品であり800,000円の値が付きました。櫛目に溜まった灰釉、胴から腰に渡った灰釉の線・濃淡が魅力的な作品です。高さ29.2cm × 径29.1cm、共箱・写真付き証明書あり、経年による変色・擦れがある作品です。

7.バーナード・リーチが制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

バーナード・リーチのスリップウェアと黄釉・ガレナ釉が作り出す暖かみのある作品は根強い人気があります。イギリス・日本の伝統技術の素晴らしさを日英両国に広めたリーチの技術・美意識の高さは舌を巻くものがありました。 幼少の頃から各国を転々として培った独自のセンスにあふれるリーチの作品は高値で取引されています。

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