青木 木米(あおき もくべい)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ
1.青木 木米が制作した茶道具を売りたいお客様へ
青木木米は永樂保全、仁阿弥道八とともに京焼の幕末三名人とされる人物です。煎茶器を主に制作し、白磁、青磁、染付、金襴手、赤絵など作域が幅広いことで知られています。数多くの焼物を制作した青木木米の作品はどれも芸術性に優れ、今もなお人気の高い作家の一人とされています。
このページの目次
2.青木 木米という茶道具作家はどんな人物なのか
青木木米は江戸時代の京焼の陶工で、とても器用な人物でした。幼少時代から書画や篆刻を得意とし、古器物などの鑑賞にはまっていた頃は鋳金の技術まで習得したと言われています。また生涯を通じて、茶碗、水差、花器、急須などの茶道具を中心に制作した青木木米ですが、特に多いのが煎茶道具とされています。その中でも『交趾手荒磯文湯沸』という作品は、濃い緑と派手な黄色が喧嘩することなく互いを引き立て合うのが特徴的で、煎茶器の中で群を抜いて存在感があります。
3.青木 木米の経歴・歴史を知ろう
青木木米は1767年京都祇園にある茶屋「木屋」の息子として生まれました。幼いころから分雅の道に関心を抱き、高芙蓉に書や古器を学びました。29歳の時に作陶を志すようになり、陶芸家である奥田穎川に入門します。その後、京都の栗田口に窯を開くとたちまち人気が出て、1805年には栗田静蓮院宮の御用焼物師となります。1806年には加賀へ行き、加賀九谷焼の再生に貢献しました。
4.青木 木米の茶道具の代表作品はこちら
- 兎道朝暾図
- 詩文煎茶碗
- 白泥鬼面文涼炉
- 三島手急須
5.青木 木米が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握
まずは青木木米の真作であることが重要です。銘入りか、保存状態は良好かもポイントになります。また箱も大事な要素で、作家本人の署名がある共箱や、鑑定人、あるいは親族などの書付がある識箱など、種類によって大きく査定額が変わっていきます。
代表的な茶道具を査定するポイントとは- 青木木米本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名(銘)があるか
- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 素材は何でできているか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
6.青木 木米が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場
相場価格は作品の状態が良好か、どの年代に手掛けられ、銘の有無によっても大きく変動します。また、図案や技法によっても金額が異なります。例えば『青磁煎茶碗五客』には約32万円の値がつきました。こちらはサイズ約8.6cm×4.2cm、永楽家十二代和全の識箱が付属し、傷なしの状態でした。
また『素焼南蛮手倣白陽山人筆之自刀「百事大吉」文横手急須』には約26万円の値がついています。こちらはサイズが口径3.9cm、胴径7.3cm、全高7.7cm、共箱・仕覆付き、蓋縁にわずかな欠けが見られますが、他は傷がない状態の急須でした。
7.青木 木米が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説
青木木米は江戸後期に活躍した陶工で、京焼の幕末三名人として知られています。型にはまらない陶芸家として有名な奥田頴川に師事したこともあり、中国陶磁器の影響を受けた独自の作風として認知されています。また、陶芸の腕だけでなく、絵画にも優れた才を発揮しました。その才能置溢れる確かな技術から、真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。
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