安倍 安人(あべ あんじん)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.安倍 安人が制作した茶道具を売りたいお客様へ

安倍安人は安土桃山期の古備前を正当に継承する陶芸家で、業界内での評価も非常に高いことで知られています。美における圧倒的知識と、底知れぬ技術力を持つ安倍安人は、精力的に陶芸活動を行うだけではなく、アート作品の紹介や造形論を語れるほど幅の広い作家です。ニューヨークのメトロポリタン美術館をはじめとする世界の美術館に作品が収蔵されているなど、その活躍は国内にととまらず、今や世界中の人を魅了している作家といえるでしょう。

このページの目次

2.安倍 安人という茶道具作家はどんな人物なのか

備前焼の名陶として知られ、独特な感性によって生み出される作品が特徴的な人物が安倍安人です。備前焼の持つ純朴さと無垢さの両方を生かしながらも、現代的な作品を作ったことが評価されています。作品の中心となるのは、桃山時代に制作された古備前のものが多いとされています。自由奔放でありながら、緻密に芸を尽くした作品を数多く生み出し、高い評価を得ています。

3.安倍 安人の経歴・歴史を知ろう

安倍安人は1938年に大阪府で生まれます。洋画家である宮本三郎の教室や、中央美術学園で洋画を学び、絵画の個展を開きました。1972年、会社員の時に焼物に関心を持つようになりました。その後楽陶展を開き、岡山県の長浜寒風陶芸の里に築窯しました。特に古備前の再現に努めたとされ、この功績が日本のみならず、世界からも評価されることとなり、ニューヨーク・メトロポリタン美術館をはじめとする名だたる美術館に作品が収蔵されています。

4.安倍 安人の茶道具の代表作品はこちら

  • 彩色備前水指
  • 宇宙への設計図
  • 備前寸胴水指
  • 備前緋襷阿古蛇水指
  • 伊部桶水指

5.安倍 安人が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

最も重要な点は、安倍安人の真作であることです。どの年代に手掛けているか、在銘か、保存状態は良好かも続いて重要です。また、付属品の有無によっても査定額が変わってきます。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 安倍安人の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 状態は良いか(欠けなどはないか)
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
  • 素材は何でできているか

6.安倍 安人が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

取引相場価格は作品の状態が良好か、在銘であるかどうかによって大きく変動します。例えば『備前茶入』には約23万円の値がつきました。こちらはサイズが高さ8.5cm(蓋なしで7.5cm)、幅5.6cm、口径3.8cm、共箱・外箱・挽家・仕覆が付属し、口縁にホツがある状態で、独自の窯変が織りなす景色が見事な作品でした。また『備前徳利』には約19万円の値がついています。こちらはサイズが幅8.5cm、高さ12.3cm、奥行8.0cm、共箱・共布・共塗二重箱が付属し、新品同様で保存状態が非常に良く、古格を感じさせる一品でした。

7.安倍 安人が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

安倍安人の作品は大胆さもありながら繊細でもあるというバランス感覚にすぐれた陶器が特徴です。また伝統を重んじる陶器でありながら、オリジナルに生み出された芸術性は日本国内外で評価されています。茶陶の名品の一つである備前焼の最高峰と言われているのが桃山時代に制作された古備前とされていますが、安倍安人はその古備前を自在に生み出す技術を兼ね備えているとされ、それも高い評価を受けています。安倍安人はファンや収集家が多いことで知られ、彼の陶器には需要があるので、買取においても高価買取されやすい傾向にあります。

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