奥村 吉兵衛(おくむら きちべえ)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ
1.奥村 吉兵衛が制作した茶道具を売りたいお客様へ
奥村吉兵衛は初代が表具屋業として屋号「近江屋吉兵衛」を開業したことから始まり、その当主が代々継承する名称です。また、主に三千家御用達の表具師として活躍を見せていることでも知られています。表具師は茶の湯における裏方の側面が強いのですが、その重要度は高く、紙の茶道具制作において欠かせない存在となっています。
このページの目次
2.奥村 吉兵衛という茶道具作家はどんな人物なのか
奥村吉兵衛は制作において、際立って美しいものを作ろうとするのではなく、他の道具とのバランスをはかり、引き立てることを重要視しています。これは奥村家に伝わる、忠実にものづくりをするという職人としての意識が色濃く反映されたものと言えるでしょう。背景としての表具を強く意識し、奥村吉兵衛は屏風や釜敷紙などの作品を数多く手掛けたとされています。
3.奥村 吉兵衛の経歴・歴史を知ろう
初代奥村吉兵衛は1618年~1700年に活躍したとされ、武士から商人に転業して屋号「近江屋吉兵衛」を名乗ったとされています。初代の長男が2代目を継いだ後、表千家6代として知られる覚々斎の口利きによって表千家と紀州徳川家の御用達となります。歴代において最も名手と呼ばれているのが8代で、茶道以外にも儒教や国学に精通していました。明治維新の影響により奥村家は存亡の危機に陥ったのですが、9代目がうまく立て直し、現在は12代目となっています。
4.奥村 吉兵衛の茶道具の代表作品はこちら
- 紙釜敷
- 風炉先屏風
5.奥村 吉兵衛が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握
最も注目すべき点は奥村吉兵衛の真作であるかどうかです。どの奥村吉兵衛が手掛けているか、在銘か、保存状態は良好かも続いて重要な要素です。また、付属品の有無によっても査定額が変動します。
代表的な茶道具を査定するポイントとは- 奥村吉兵衛の真作かどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 在銘であるか
- 保温状態は良好か(欠けなどはないか)
- 付属品は残っているか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 素材は何でできているか
6.奥村 吉兵衛が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場
取引相場価格は作品の保存状態が良好か、在銘であるかによって大きく変わります。例えば『風炉先屏風』には約11万円の値がつきました。こちらはサイズが半面径93cm、高さ73cm、シミや汚れなどが見られる状態の作品でした。また『金砂子風炉先屏風』には57,000円の値がついています。こちらはサイズが径93.5cm、高さ73cm、縁にスレ、裏に破れが見られる状態の作品でした。
7.奥村 吉兵衛が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説
奥村吉兵衛は千家十職の一人で、布や紙を張ることによって掛軸や屏風、襖、巻物を仕立てる職人である表具師として知られています。その表具師は目立たない存在ではありますが、茶の湯の裏方を担い、現在の茶の湯には欠かせない紙の茶道具制作をおこなっています。奥村吉兵衛の真作をお持ちでコンディションが良い場合、高額査定になる可能性があります。
その他の茶道具について
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