伊藤 赤水(いとう せきすい)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ
1.伊藤 赤水が制作した茶道具を売りたいお客様へ
伊藤家は江戸時代後期から続く無名異名焼の窯元であり、伊藤赤水とは赤水窯の当主が代々受け継ぐ名前です。初代から4代までの伊藤赤水も無名異を用いた作品づくりを行っているのですが、5代伊藤赤水の無名異とはアプローチが異なるとされています。特に5代の作品は色の華やかさが目立つことで知られています。また日本だけでなく海外にも無名異焼の良さを発信したことが認められ、2003年には重要無形文化財に認定されました。
このページの目次
2.伊藤 赤水という茶道具作家はどんな人物なのか
伊藤赤水の作品は、3代までは常滑焼によく似た代表的な無名異焼の作品が多いことで知られています。4代の頃から土の特色を存分に生かした絵付けを施す作品を手掛けるようになり、5代からはそれまでは全く異なる芸術品や美術品の領域まで及ぶような無名異焼が生まれました。
3.伊藤 赤水の経歴・歴史を知ろう
5代伊藤赤水は1941年に新潟県で4代の長男として生まれます。1966年に京都工芸繊維大学工芸学部窯業工芸学科を卒業し、1977年に5代伊藤赤水を襲名します。19881年には海外で開催された日本現代陶芸展に招待出品するなど活躍の場を広げます。2003年にはそれまでの活動が認められ、重要無形文化財「無名異焼」保持者に認定されました。
4.伊藤 赤水の茶道具の代表作品はこちら
- 無名異窯変壺
- 角壷佐渡島
- 無名異練上花紋鉢
5.伊藤 赤水が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握
最も重要な点は、伊藤赤水の真作であることです。どの年代に手掛けているか、銘はあるか、保存状態は良好かも続いて重要です。また、付属品の有無によっても査定額が変動します。
代表的な茶道具を査定するポイントとは- 伊藤赤水の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の銘があるか
- 保存状態は良いか(欠けなどはないか)
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
- 素材は何によってできているか
6.伊藤 赤水が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場
取引相場価格は作品の保存状態が良いか、どの伊藤赤水が手掛けたものか、在銘であるかどうかによって大きく異なります。例えば5代伊藤赤水が手がけた『無名異練上皿』には80万円の値がつきました。こちらはサイズが径40.5cm、高さ7cm、共箱・栞が付属し、コンディションは良好で、花紋が美しい一品でした。同じく5代伊藤赤水が手がけた『無名異焼練上花図茶碗』には約51万円の値がついています。こちらはサイズが口径12.5cm、高さ7.5cm、共箱・共布・栞・陶歴が付属し、状態は良好で、落ち着いた趣漂う一品でした。
7.伊藤 赤水が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説
5代伊藤赤水の特徴は、色の異なる土を重ねてそれを輪切りにし、断面を並べて皿や壺を形づくるという練上の技法が中心となっています。その練上という技法により伊藤赤水独自の美しい模様や花紋を作り出します。その作品は国内はもちろんのこと、世界的に高く評価されています。現存する作品が少ないとされる初代の作品や重要無形文化財に認定された5代の作品は特に高価買取が期待できるので、もしお持ちでであるならば、それが真作であるか、保存状態が良いかも合わせてチェックしてみるのも良いでしょう。
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