川上 不白(かわかみ ふはく)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.川上 不白が制作した茶道具を売りたいお客様へ

川上不白は、紀州新宮生まれの茶人で、江戸千家を創始した人物として知られています。少年時代は藩主の小姓をつとめていました。その後、表千家如心斎の内弟子となり、約16年間修行に励み、茶道を極めました。如心斎の命により江戸へ行き、表千家茶道を江戸千家として広めました。その江戸千家は京都の趣とは異なっていて、江戸の町人文化の影響を受けた江戸前の茶風として認知されています。

このページの目次

2.川上 不白という茶道具作家はどんな人物なのか

川上不白は江戸千家を創始し、不白流の開祖である茶匠です。紀州藩出身であり、主に江戸時代に活躍しました。当時としては珍しく90歳という長命であったことから、長寿茶人として人気があったとされています。江戸文化を取り入れた茶風は、江戸の一般庶民にも広まったとされ、その功績は大きいと高く評価されている人物です。

3.川上 不白の経歴・歴史を知ろう

川上不白は1716年に紀州藩水野家の家臣川上家の次男として生まれます。16歳の時に京都に行き、表千家7代如心斎のもとで修業し、22歳の時に「宗雪」の茶号を与えられました。その後は江戸に下り活躍を見せ、江戸千家の祖となり、師である如心斎の教えを広めていくことに尽力しました。また、幅広い層に茶道の手ほどきをして表千家の普及に努めたとされています。

4.川上 不白の茶道具の代表作品はこちら

  • 白鷺絵赤楽筒茶碗 歌銘「年のしるし」
  • 黒平茶碗 銘「夕陽」

5.川上 不白が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

まずは川上不白の真作であることが重要です。在銘であるか、状態は良好かもポイントになります。また箱も大事な要素で、作家本人の署名がある共箱や、鑑定人、あるいは親族などの書付がある識箱など、種類によって大きく査定額が変わっていきます。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 川上不白本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 素材は何でできているか
  • 付属品はそろっているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.川上 不白が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格は作品の状態が良好か、どの年代に手掛けられ、銘の有無によっても大きく変動します。また、図案や技法によっても金額が異なります。例えば『黒茶碗「野火」』には約23万円の値がつきました。こちらはサイズが直径12.5cm、高さ6.8cm、底に不白花押有りで、汚れやスレが見られる状態で、質感の荒々しさが見事な一品でした。
また『道安茶杓』には約16万円の値がついています。こちらはサイズが長さ17.5cm、巾0.9cm、共箱・元箱が付属し、経年によるスレ汚れ、小キズなどありますが状態は良好で、繊細な作りが光る茶杓でした。

7.川上 不白が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

「江戸千家」を広めた人物として茶道界でも有名な人物が川上不白です。茶碗や書、花入、棗など、数多くの作品を残したことで知られています。川上不白の作品の中で特に評価されているのが茶杓です。従来の型とは異なった枠にはまることのない自由な形をしているのが特徴とされています。その洗練された技術から、真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。

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