伊東 陶山(いとう とうざん)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.伊東 陶山が制作した茶道具を売りたいお客様へ

伊東陶山の名は3代に渡って襲名される伝統ある名前です。
初代の作品は古美術品としての評価が高く、彼の世界観に影響されて陶芸を始める人も多いと言われています。京都焼を独自の感性で進化させた彼の作品は評価され、名声を得ることとなりました。

このページの目次

2.伊東 陶山という茶道具作家はどんな人物なのか

伊東陶山は3代まで襲名し続けている歴史があります。初代は作品だけでなく意匠や技術の改良、陶工に対する指導・若手の育成に尽力したことでも評価を得ていました。
3代に渡り優雅な絵付けを始めとした作風を受け継いでおり、素晴らしい作品を残している作家なのです。

3.伊東 陶山の経歴・歴史を知ろう

初代伊東陶山は1846年の京都で生まれました。画業から陶業へと転身、1917年には久邇宮邦彦王よりさまざまな功績が讃えられ、帝室技芸員に任命されました。
婿養子として伊東家に入った2代目は人柄と技法が認められ、初代から伊東陶山の名を継ぐこととなります。
3代目は2代目伊東陶山の息子であり、中国・朝鮮に渡って陶器を研究するなど作陶に余念がありませんでしたが、交通事故による3代目の突然の死去により伊東陶山の名が途絶えてしまいました。

4.伊東 陶山の茶道具の代表作品はこちら

  • 露均窯香炉
  • 名取草模様菓子器
  • 牛、飾皿一対

5.伊東 陶山が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

何代目の伊東陶山の作品であるかが買取査定において重要となります。また、伊東陶山の真作であるか、保存状態によって買取価格が大きく変わります。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 伊東陶山本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか、箱が残っているかなど)
  • 素材は何でできているか

6.伊東 陶山が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

初代伊東陶山の作品は買い取りにおいて注目されていますが、欠けや汚れ・経年劣化の激しいものは高い値がつかない場合があります。
二代目・伊東陶山作の『名取草模様菓子器』は3,5000円の値が付きました。青の蓮弁の窓・亀甲紋・青海波紋に名取草の赤い花弁が映える菓子器は日本画の絵付けを得意とする2代目の代表的な作品です。サイズは直径18.7×高さ9.0cmで、共箱・共布もあり、裏文様にフリモノがあります。
三代目・伊東陶山作の『粟田松絵花瓶』は18,000円で取引されました。サイズは胴径11.3×高さ21.8cmで、共箱・共布ありで傷もなく、愛らしい青い葉の絵付けと細長で均整の取れたデザイン・歪んだ口縁の絶妙なバランスに舌を巻く素晴らしい作品です。

7.伊東 陶山が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

初代から受け継がれてきた伊東陶山の名・技術・思想を引き継いだ作品は、皇帝陛下の目に止まり買い上げになったという事実のある確かな逸品です。初代だけに限らず、2代目と3代目も世間的に評価の高い素晴らしい作品を生み出していました。
伊東陶山の作品をお持ちでしたら買取査定に出してみるといいでしょう。

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