ゲルト・クナッパーの茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.ゲルト・クナッパーが制作した茶道具を売りたいお客様へ

ゲルト・クナッパーは瀬戸焼や益子焼きに精通しているドイツ人の陶芸・造形作家です。
さまざまな国の伝統工芸を学び、修行を重ねたという経験を元にして作られる「ゲルト・クナッパー焼き」と称される彼の作品には独特の風合いと魅力が感じられます。

このページの目次

2.ゲルト・クナッパーという茶道具作家はどんな人物なのか

ゲルト・クナッパーは修行と勉強のために世界を回った後に、日本に定住しました。
日本の陶芸界では稀有な陶芸家として認知され、評価も高い人物です。
ハワイ大学での講演、ホノルルで個展を開くなどして評価を世界に広めました。
そのあとはバンクーバー・アートギャラリーや、シアトル現代美術館、コーネル大学美術館などで個展を開催しました。
ドイツ連邦共和国功労勲章・功労十字章を受賞し、国際的な個展にも参加するなど、東西の陶芸文化をつなぐ架け橋としての役割も果たしました。

3.ゲルト・クナッパーの経歴・歴史を知ろう

ゲルト・クナッパーは1943年にドイツのブッパータールで生まれました。
若い頃に欧州からアメリカに渡り、ニューヨークにいる彫刻家の元で働きます。
一度ドイツへ帰国し、陶芸家としての修行を1年半した後に訪ねた英国のバーナード・リーチに島岡達三を紹介されました。
島岡達三の勧めで栃木県益子町に移住し、つかもと窯業所で伝統陶芸を修行した後、26歳の時に自身の登り窯を築きました。
1971年に第一回日本陶芸展の優秀作品賞・文部大臣賞を受賞し、1986年には第25回日本現代工芸美術展で内閣総理大臣賞を受賞し、その技術を認められています。
2007年に茨城県大子町の自宅を改装し、自身のギャラリーを開館してから、死去する2012年まで創作活動を続けていました。

4.ゲルト・クナッパーの茶道具の代表作品はこちら

  • 太陽
  • デコレーティブプレート
  • ヴィーナス
  • 波紋様花瓶

5.ゲルト・クナッパーが制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

ゲルト・クナッパー本人が箱書きした共箱付きのものが高い値がつきやすくなります。他には、保存状態によっても値段は変わってきます。
  • ゲルト・クナッパー本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか、箱が残っているかなど)
  • どのような模様であるか

6.ゲルト・クナッパーが制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

陶器の模様・年代・形によって異なりますが、ゲルト・クナッパーの作品の価格は安いもので10,000円から、高いものは100,000円を超えます。さまざまな作品を平均すると50,000円~60,000円で取引されてます。
外側の波紋模様と内側の艷やかな黒が美しい1978年作の花瓶が123,000円の値で取引されました。
土器色と利休茶の波紋模様の作品はゲルト・クナッパー最大の特徴であり人気があります。
約高さ16.8 cm×幅 21.8 cm×奥行 21.8 cm、在銘・共箱・箱書きがあり、保存状態が良いものです。
ゲルト・クナッパー代表作の一つである太陽模様が素晴らしい1976年作の大皿は85,000円の値が付きました。

7.ゲルト・クナッパーが制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

ゲルト・クナッパーは2012年まで陶芸品を作っていた最近の陶芸家です。西と東のセンスを取り入れた彼の独特な作品は今後時代が進むにつれ、より高値で取引される可能性があります。
ゲルト・クナッパーの顔とも言える土器色と利休茶の波紋模様の作品、そして太陽模様の作品は彼の作品の中でも人気がありますので、保存状態が良ければ買い手がつくと思われます。

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