山田 喆(やまだ てつ)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

1.山田 喆が制作した茶道具を売りたいお客様へ

山田喆は新潟生まれの楽焼の陶芸家です。陶芸もさることながら、俳句もこよなく愛したことでも知られ、著書に句文集『風塵集』や『陶房閑話』があります。1963年には芸術選奨を受けるなど、作家としても評価の高い人物でもあります。また、息子の山田光も陶芸家であり、焼物を芸術の域まで高めたとされています。

このページの目次

2.山田 喆という茶道具作家はどんな人物なのか

山田喆は昭和の陶芸家で、旧姓が藤井、本名を徹秀といいます。上京して日本大学社会科で学びますが、中退して陶芸を志し、富本憲吉に教えを請います。1947年にその富本憲吉たちと共に新匠美術工芸会を設立して精力的に活動をおこないました。また、俳人としての顔も持っており、他に篆刻を小沢碧童に学ぶなど多方面で活躍した人物です。

3.山田 喆の経歴・歴史を知ろう

山田喆は1898年に新潟県三条市で誕生しました。京都中学を中退し、17歳という若さで雲端寺を継いだのですがその後上京し、日本大学社会科の夜間部聴講生として学問に励みました。関東大震災を受け、自宅に戻った山田喆は窯を築き、楽焼をするようになります。それから陶工を目指して、轆轤や釉薬について学びます。1963年には『額皿和』などの作品で第13回芸術選奨を受けました。

4.山田 喆の茶道具の代表作品はこちら

  • 天目釉壷 霞雨霜雪
  • 玳皮盞釉飾皿 「花」
  • 御本手茶碗

5.山田 喆が制作した茶道具の買取査定ポイントを把握

まずは山田喆の真作であるかが重要です。保証書や鑑定書があればなお良いでしょう。
また山田喆がどの年代に手がけた作品かも査定のポイントとなります。

代表的な茶道具を査定するポイントとは
  • 山田喆本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.山田 喆が制作した茶道具の推定価格帯や取引相場

相場価格はどの年代に作られたものか、保存状態が良好かによって大きく異なります。
例えば『本願寺親鸞聖人七百回大遠忌記念志野手碗』には、29,500円の値がつきました。こちらはサイズが高さ7.4cm、幅12.5cm、奥行12.5cmで、共箱・共布が付属し、無傷の状態でした。また『伊羅保釉花銘々皿』10客では13,000円の値がついています。こちらはサイズが縦12cm、横12cm、高さ2.0cmで、共箱が付きでした。

7.山田 喆が制作した茶道具の買取についてのまとめ解説

山田喆は新潟県三条市で生まれた陶芸家で、俳人としても知られています。陶工を志してからは京都五条にある陶工訓練所で轆轤を、国立陶磁試験所で釉薬を学びました。国画会の会員になるのですが、その翌年には退会して、富本憲吉などと新匠美術工芸会を設立し活動していきました。文人趣味的な作風として知られ、芸術選奨を受賞する確かな技術から、真作で保存状態の良いものは高額査定になる可能性もあります。

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