鉄瓶(てつびん)の茶道具買取なら無料査定ができるSATEeee茶道具買取へ

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1.鉄瓶を売りたいお客様へ

鉄瓶とは茶道具の一種で、鉄で作られたお湯を沸かすやかんのことを指します。古い物だと江戸時代のころから一つ一つ職人によって丁寧に手作りされたものがあり、使用すればするほど独特の風合いになり、価値が上がっていくと言われています。現在鉄瓶は、買取市場において需要が高まっており、高価買取が望める茶道具の一つです。特に鉄瓶の中でもとりわけ人気の高い南部鉄瓶は高い査定額が付きやすい品でもあります。もし自宅に眠っている鉄瓶があればお気軽に無料査定に出すことをおすすめします。

このページの目次

2.鉄瓶ついての解説

鉄瓶は、鋼鉄などを素材として作られた鉄器の一種です。鉄器には鉄瓶の他に鍋ややかん、釜などがあり、それらを総称して鉄器と呼んでいます。鉄瓶はお湯を沸かすと微量の鉄分がお湯に溶けだし、鉄分補給ができるという説もあり、工芸品としてだけでなく、健康のために好んで購入する人も多いとされています。鉄瓶で煎れたお茶は普通のやかんで煎れるよりも味がマイルドになるとも言われ、使い込んだ鉄瓶で煎れるお茶はより一層深い味となります。時間の経過とともに形状や肌合いが落ち着いていき、わび・さびの心が感じられる茶道具でもあります。肌色は黒いものが多く、基本的には長く使い込めば使い込むほどその持ち主による独特の風合いが生まれ、価値が高まっていくとされています。 一般的に高級な鉄瓶は、粘土状の型に手作業で模様をつけ、それを素焼きしたものに鉄を流す焼型という方法で作られることが多いです。施された模様が繊細でかつ複雑であればあるほど価値は高まっていきます。また、一つの型から一つしか制作できない鉄瓶は最も高価であるとされています。 日本を代表する鉄瓶である南部鉄瓶は、蓋が鉄製で、蓋の持ち手が一体型であり、肌色は黒いものが多く、基本的には長く使い込めば使い込むほどその持ち主による独特の風合いが生まれ、価値が高まっていくとされています。現在では古美術品、骨董品として購入されるよりも、日常用として購入される方が多いです。特に作家として有名なのが小泉仁左衛門や鈴木盛久であり、彼らの作品は高額査定となりやすい傾向にあります。

3.鉄瓶の主な種類

鉄瓶で最も有名とされるのが、400年以上も昔から職人によって作られてきた南部鉄瓶です。日本を代表する鉄瓶の産地である盛岡や石巻を中心に制作されています。この南部鉄瓶は海外でも人気が高く、高い評価を受けております。その他にも、京都で作られる「京鉄瓶」などがあり、蓋が銅製で梅のつまみがあるのが特徴とされています。お湯が沸いた際に底の鳴り金といわれる鉄片が音を奏で、湧いたことが分かるようになっています。

南部鉄瓶

日本を代表する鉄瓶の産地である岩手県盛岡市を中心に制作されてきた鉄瓶です。

南部鉄瓶の買取はこちら

4.鉄瓶の歴史

鉄瓶のルーツは、茶道具の茶釜と言われています。これまで湯沸し道具として使用されていた茶釜は注ぎ口がなく機能性に欠けた形状でした。しかし、鉄瓶が生まれると注ぎ口や持ち手が生まれ、実用性に富んだ茶道具として広く普及していくことになりました。 南部鉄瓶の「南部」という名は約400年前に、南部信直公が盛岡に城を構え、藩主としてこの地を持っていたことから始まります。盛岡には昔から砂鉄、岩鉄などの良質な鉄資源や、川砂、粘土、漆、木炭などの原料がすべて地元で産出されるなど、鋳物産業に適した立地条件があり、そのころから鉄器が製造されていました。 南部藩の歴代の藩主は産業や文化に関心があり、甲州から鈴木縫殿を御鋳物師として呼び寄せ、さらに京都の釜師である小泉五郎七を御釜師として招いて、大砲、釣鐘、茶の湯釜の製造に着手させました。その中でも、8代藩主利雄は茶道に秀でており、そばに仕える者だけでなく、城下の武士や町人にまで茶道を広めていったとされています。御釜師が作った湯釜は幕府や各藩への贈答品として使われ「南部釜」は次第に評判になっていきました。 茶道が盛んになっていくと藩内では流派が分かれるようになり、幕府の役人や各藩の使者をもてなす際の茶会で不都合や面倒が生じるようになりました。そこに目を付けた8代藩主利雄は藩内の茶道を統一し、その上自らも釜を作りたいと3代目御釜師である小泉仁左衛門に教えを乞いました。その後新しい煎茶法が流行し、3代目仁左衛門が「湯釜を鉄瓶にするのはどうだろうか」と寸法を縮めた茶釜に口とツルをつけたことから、南部鉄瓶は考案され、誕生しました。南部鉄瓶は茶の湯釜にとって代わり、広く使われるようになり、湯沸しの日用品として定着していくようになるのです。 大正天皇が皇太子だった頃、東北地方に来られ、各県の珍しい物を見てもらうという計画が進行していました。岩手県においては南部藩御釜師である8代目仁左衛門が鉄瓶や茶の湯釜を制作して、皇太子に見てもらいました。その様子が東京など全国の新聞に掲載されたのをきっかけに南部鉄瓶の人気は高まり、その伝統的な技術から生まれた鉄瓶、湯釜は大発展を遂げ、鉄瓶は南部鉄瓶と言われるようになりました。 長い歴史のある南部鉄瓶ですが、戦争があったころは鉄器業界に大きな打撃を与えたとされています。鉄は戦争の際に使うため、鉄器づくりには使えずに銅像や鉄の鐘までも武器製造のために回収されていきました。また、鉄瓶職人も武器を製造する仕事をしなければならず、辛い時代がありました。しかし、戦後ようやく自由に鉄瓶などを製造することができるようになり、南部鉄瓶の名前とともに現在に残すことができました。 それを受け、伝統工芸産業振興法という法律ができ、南部鉄瓶は国の指定を受けて伝統工芸品として今もその職人たちの技術は受け継がれています。

5.鉄瓶の買取査定ポイント

まず重要なポイントが作品の状態です。欠けや割れ、水漏れなどがする品だとその分査定評価はマイナスとなってしまいます。また、いつの時代に手掛けられたかによっても大きく査定額が変動していきます。その他にも付属品の有無や人気の作品であるかどうかも重要なポイントです。また、鉄瓶の内部に付着したサビが買取査定において価値を下げるのではないかと心配される方が多いかと思います。鉄瓶の内側に付着したサビは赤い色をしていることが多く、使っていない鉄瓶によく付着しやすい傾向にあります。これは一度お湯を沸かし、沸騰させたお湯でサビを浮かせることで簡単に取れる可能性も高いです。タワシなどでこすって落そうとすると、かえって鉄瓶を傷つけるおそれがありますので、避けるようにしてください。基本的には、普段使いしている鉄瓶の場合、お湯を沸かした後にしっかりと乾かしてから収納することによってサビはつきにくくなるので、使用・保管の際は注意を怠らないようにしましょう。

代表的な査定ポイント
  • 作品の状態は良いか(欠けや割れ、水漏れなどはしないか)
  • 人気の作品かどうか
  • 書付や花押(在判)はあるか
  • 付属品が残っているか(共箱や仕覆など)
  • 有名作家の作品であるか(小泉仁左衛門や鈴木盛久など)

6.鉄瓶の取引相場価格

鉄瓶の取引相場価格はいつの時代に誰が手掛けたか、作品状態の良し悪し、デザインは どうかなどによって大きく異なってきます。また無傷完品で人気の品であるならば、比較的高値で取引されます。例えば、有坂吉興が手掛けたとされる『南部白肌鉄瓶』には約41万円の値が付けられました。こちらはサイズが直径18.1×16×21.9cmで、重さが1285g、蓋のおもさは159gです。在印で共箱が付属し、未使用の状態で、白肌の美しいきめ細やかな肌が印象的な一品でした。また亀文堂が手掛けたとされる『波千鳥銀象嵌鉄瓶』には約31万円の値が付けられました。こちらはサイズが幅18.0cm、高さ20.5cm、蓋径9.7cmで、サビ、スレ、汚れ、アタリ等が見られ、作成時にできたと思われるスジや凹凸がある状態で、施された紋様が見事な一品でした。その他にも高木治良兵衛が手掛けたとされる『斑紫銅蓋白肌鉄瓶』には約29万円の値が付けられました。こちらはサイズが横19cm、高さ21cmで、在銘であり共箱が付属しており、水漏れなどがない未使用品で、シンプルな色合いが印象的な一品でした。

7.鉄瓶の保管方法について

手の脂分がさびを起こすもとになりますので、内側は素手で触れないようにしましょう。内部全体がさびているなら、20分~30分ほど茶殻を煮詰めるという方法があります。効果が感じられなければ、何度か繰り返すとよいでしょう。お湯を捨てた後はフタを取り、余熱や軽い空だきで内部を完全に乾燥させます。鉄瓶が熱いうちに逆さにして、錆びやすい箇所である鉄瓶の本体のふちや注ぎ口、フタの裏なども忘れずに乾かして下さい。通気性のよいところで湿気を避けて保管し、さびていないかをときどき確認しましょう。

8.高価買取が期待できる鉄瓶について

鉄瓶の買取相場は作品によって大きく異なります。近年の海外での鉄瓶ブームで市場価格が上がっていることから、少々状態が悪くても有名作家の作品や希少価値の高い鉄瓶なら10万円~200万円以上の査定価格になることが期待できるでしょう。

龍文堂の鉄瓶

高級鉄瓶の代名詞と言われる龍文堂は、美術品として高い評価を受け尊重されています。各工程に一流の職人を配し作り上げており、鉄瓶の重厚感をいかした表現豊かな作品が多いです。銀摘象嵌入蓋に「龍文堂造」と「安之介」の花押刻銘の入った鉄瓶が270万円という高額で取引された実績があります。

金龍堂の鉄瓶

金龍堂は、江戸末期から昭和33年頃まで8代続いた京都の鉄瓶屋で、明治から大正に掛けて高級な鉄瓶を製作していました。通常は20万円程で取引されることが多いですが、初代大國壽朗、上田照房、名越昌晴、佐野の作品は50万円以上の値が付くことがあります。

金寿堂の鉄瓶

金寿堂の鉄瓶か否かを見定めるには、本体の内側にある「金寿堂」の文字を確かめる事で判別がつきます。金寿堂の作品は色彩が鮮やかで観賞用としても非常にすぐれた作品が多く、金象嵌で描かれた作品は200万円、金寿堂雨宮宗の作品は150万円程で取引されたものもあります。

9.鉄瓶の査定依頼をしたお客様の声

大阪府にお住まいのK.H様

  • 問い合わせ方法:電話
  • お問い合せ地域:大阪府

K.H様が査定をした理由

「金寿堂」の鉄瓶が家にあったので、査定をお願いしました。大事にしまってありましたが鉄瓶はお手入をしないと錆びたりすることをネットで見かけ、このまましまっておくよりも、どなたか他の方に使っていただいた方がいいのではないかと考えたからです。どの年代のものかわからなかったので、査定結果の連絡に時間がかかると思ってましたがすぐに連絡がきて入金もあっという間にされました。

K.H様がSATEeeeを利用した感想

買取コネクトさんは、対応が丁寧だと聞いていましたが、噂通り親切な業者さんばかりで安心してやり取りができました。年代物だったので、鉄瓶のの状態や、中古市場での相場がわからず心配していましたが、査定ポイントなどを教えてもらい勉強になりました。メールも電話もとても感じが良かったので、次回もぜひ利用したいと思っています。

秋田県にお住まいのR.I様

  • 問い合わせ方法:メール
  • お問い合せ地域:秋田県

R.I様が査定をした理由

父の遺品整理で、生前収集していた鉄瓶が出てきました。ホームページがとても見やすかったので、メールで問合せしました。全くの素人で買取価格の予想もつかず、査定が高かったら売却、低ければ骨董好きな友人に譲ろうと思っていましたが、きちんと査定してもらうと、思ってた以上の査定額を提示してもらえました。

R.I様がSATEeeeを利用した感想

出張査定をお願いしましたが、来てもらった買取業者の方が、「売れる自信が有るから高く査定額も提示できると」仰っていました。軽い気持ちで査定をお願いしましたが、買取してもらって本当に良かったです。査定額にも大満足ですし、対応も親切でとてもよかったです。父の残してくれたプレゼントに大感謝です。

高知県にお住まいのE.O様

  • 問い合わせ方法:LINE
  • お問い合せ地域:高知県

E.O様が査定をした理由

祖母が持っていた「龍文堂」の鉄瓶が高額で売れるとのことを聞いたので、買取コネクトさんへ連絡してみました。本物かどうかもわからないので、まずはLINEで相談してみて、一番査定額の高かった業者さんに来てもらいました。プロの方にしっかり見ていただけたので、無事売却することができました。適正価格で買取してもらえたと思っています。

E.O様がSATEeeeを利用した感想

買取店を利用するのは初めてで、査定基準などもよくわかっておらず心配していましたが、買取コネクトは、LINEで手軽に相談できたので大変利用しやすかったです。業者さんに査定に来てもらった際も、わからない点や鉄瓶の相場、売り時などを時間をかけて丁寧に教えてもらいました。買取額も良く頼んでよかったです。

東京都にお住まいのG.T様

  • 問い合わせ方法:メール
  • お問い合せ地域:東京都

G.T様が査定をした理由

他に気に入ったお茶碗を見つけたので、そちらの購入資金にしたくて鉄瓶の買取査定をお願いしました。以前も利用したことがあり、とても満足したので今回もお世話になることにしました。前回とは違う業者さんが高値を付けてくださったので、そちらで引取ってもらいまいした。今回もとても親切な方が対応してくださったので安心して取引できました。

G.T様がSATEeeeを利用した感想

査定も丁寧で事細かに教えて頂き、値段にも納得し高く買い取ってもらうことが出来て感謝しています。買取業者の方と世間話に花が咲き、とても有意義な時間になりました。これから新しいお茶碗を買うのが楽しみです。これから少しづつ断捨離していこうと思っているので、使わなくなった茶道具など査定に出す予定です。今後もよろしくお願いします。

秋田県にお住まいのK.F様

  • 問い合わせ方法:電話
  • お問い合せ地域:秋田県

K.F様が査定をした理由

頂き物の鉄瓶だったので値段付くのかなと半信半疑でしたが、きちんと査定してもらいかなり良い金額を付けて貰いました。田舎で買取してくれるお店も限られていたので、一括査定で全国の業者さんから査定してもらえるのは本当に助かります。買取額も近場の買取店より高めだと思います。オペレーターの方も親身になってくれるのでおススメです。

K.F様がSATEeeeを利用した感想

買取コネクトさんは、電話での対応が良くて凄くいい印象を持ったので安心してお願いできました。全く使用していない鉄瓶でしたが、買取相場が全然わからなかったので、査定ポイントなど質問したらきちんと答えてもらえたので信頼できると思います。自分が予想してたよりも高めの査定金額が出て即決させて頂きました。家族にも紹介させてもらいますのでその時はまたお願いします。

10.鉄瓶の買取についてのまとめ

鉄瓶とは茶道具の一種で、鉄で作られたお湯を沸かすやかんのことを指します。注ぎ口とつるを持っているのが特徴的なデザインとされています。特に有名なのが南部鉄瓶であり、現在は様々なカラーのものやコンパクトで運びやすいものなど、若者にも支持されるようなオリジナルの製品も流通しています。様々なバリュエーションのある鉄瓶ですが、元々は茶の湯釜が原型と言われています。 買取市場においても人気が高いのが鉄瓶です。特に日本を代表する鉄瓶である南部鉄瓶は日本のみならず、海外でも評価が高く、人気もあります。南部鉄瓶は手入れが難しい側面もありますが、正しい保管方法を一度知ってしまえば状態を保つことができます。需要もあり、人気のある南部鉄瓶をお持ちの方は、一度無料査定に出すことをおすすめします。コンディションやその種類などによっては高額査定が見込めます。

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